今年は良い映画がたくさんありましたね。
ベスト10記事を書く手にも気合が入ろうというものです。
と言いたいところですが、昨年のベスト記事はたった1000PV程度しかなく、それに対してクソ映画12選の記事はその38倍ありました。ここに来る人、クソ映画にしか興味なさすぎる。いや、いいんですけどね。ブログなんて自分のために書いてるようなもんですから。
10:悪魔王 vs リーサル忍者
時空の歪み度:★★
見るからにヤバいZ級映画かと思ったら意外に楽しめたトルコ産謎映画。
マシーナリー・リーサルニンジャことスカイラー中尉が森の中を跋扈する謎の悪魔王ボッツォと対決する。
超低予算を逆手にとった叙述(?)トリック、華麗な忍術アクション、激しいゴア描写など見どころ満載の珍作です。
9:国家権力 vs ハゲ
爽快度:★★★
いつもの筋肉ハゲがひたすら悪党を追い詰めぶちのめす。今年の「こういうのでいいんだよ」枠。昔はこの手の単純明快なアクション映画が大量に作られていたもんですが、今はさっぱり見当たらない。もはや存在するだけでありがたい絶滅危惧種になりました。
8:有害物質 vs 怪談
啓蒙度:★★★★
有害物質タバコ戦隊が迫りくる強敵に備え、怪談研修で絆を深める話。イカレ具合では他の追随を許さないカンタン・デュピュー作品。できれば年に1つはこの人の作品が観たい。このうえなくイカレてるけど雰囲気は非常にゆるく、この独特過ぎる味が癖になります。
7:変態野蛮人 vs 丸ノコ食人族
変態度:★★★★★★★
今年のベスト・オブ・アマプラ謎映画。尖りに尖ったスロバキア製残虐スプラッターホラーで、殺人鬼が巨大な丸ノコ発射装置を持ち出した時はもう大興奮でした。殺人鬼だけじゃなくやられ役のキャラクターも異常に濃い奴らばかりで素晴らしい。スロバキアだけは絶対に行きたくないなと思いました。
6:軍事政権 vs ペンギン愛
ペンギン可愛すぎる度:★★★★★★★★★★★★★★
ペンギンを助けたらついてきちゃって飼うことになった教師のイイ話。ただでさえベースとなった実話が面白いのに、実物のペンギンでそれを映像にしたらもうたまりませんね。ただ正直アルゼンチンの社会問題はもう少し控えめにしてペンギンとの絆に重きを置いてほしかったかなとは思います。映画観た後に原作読んでみたらなおさらそう感じました。
5:果樹園 vs 良心
鶏も可愛いね度:★★★★
ニワトリを愛でるためだけに観に行ったルーマニアの激渋サスペンス村社会映画。タイトルでいうほどニワトリの出番はなかったのが残念。しかし、それを差し引いても充分おもしろかったです。
4:子鹿 vs キャンピングカー
子鹿でもない度:★★★★★★
今年のベストオブ草食アニマルパニック。ゴミ映画扱いする人もいるけど、普段からゴミを漁っている人間からするとものすごくいい出来だったと思いますよこれは。それに加えて草食動物が襲ってくる映画は激レアですからね。キャンピングカーと激しくチェイスするデカい子鹿さんでもうテンション爆上がりでした。
3:死神インコ vs ジャイアントマザー
コンゴウインコ撫でたい度:★★★★★★★★
死神がインコの姿をしている世界において死を受容するお話。自分がペットロス中(しかもインコ)に観たのでだいぶ刺さりました。とはいえそんなに四六時中辛気臭い雰囲気ではなく、奇想天外な映像で表現してくれており、充分エンタメとして楽しんで観ることができて良かったです。
2:死神 vs アレルギー
実質ディザスターパニック度:★★★★★★★★★★
オープニングのスカイラウンジでの惨劇があまりによく出来過ぎていて、もうそれだけで満点つけたくなる傑作。最近ああいう本格的なパニック映画ってあるようで全然ないんですよね。
1:理想 vs 現実
アンチエイジズム度:★★★★★★★★★★
今年は何だかんだ言ってやはりこれしかないですね。画面から感じられるエネルギーがもう圧倒的でした。主人公目線だと相当悲惨な話しだし、テーマ的にもあまり笑っちゃいけないような気はするんですが、それでもなお今年最高に笑ってしまった。個人的にはクライマックスより「ジュラシック・エクササイズ!?」のくだりが一番笑えた。
次点
この辺はどれも捨てがたくて相当悩みました。
しかし今年サントラ買ったのはボーイキルズワールドだけでしたねえ…
映画音楽に関しては年々良いと感じる作品が減少している感じがします。

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