「タイムハント 時間操作」 感想 視聴者の時間をハンティング

概要

原題:Riot for the Dove

製作:2023年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:マイケル・ラザール

出演:マイケル・ラザール/エクトル・ベレイェス/ノハ・アメル


探偵のニックはアメリカ政府のチズム長官から誘拐された少女・ダヴの奪還を依頼される。チズム長官からの情報をもとに北メキシコに向かったニックは、ダヴを監禁していた男のアジトを急襲。ダヴの不思議な能力に助けられ、無事に脱出するのだが…。

(U-NEXTより)

予告編

感想



「逃走トランスポーター」

「復讐のブルドーザー」


のマイケル・ラザール製作・監督・脚本・主演のSFアクション映画。

itn distribution。U-NEXT399P。



今回は100回くらい空撮で尺を稼ぎまくる究極の虚無映像を見せてくれるのでは!?と完全にクソ映画マニア的な期待を持って鑑賞してみました。



…が、そんなものは10~20回くらいしかなく、使い回しはあったとはいえ前作までに比べれば相当まともな作品に仕上がっていました。本来喜ぶべきことなんでしょうが、正直こう中途半端にクオリティアップされてもむしろ印象に残らなくなってしまった感が否定できない。



透視能力を持ってしまったがゆえにマフィアに囲われて利用される生活を送っていた少女をマイケル・ラザールが救出し、追っ手と戦いながら逃亡する…という話。



それだけで良かったような気がしてならないんですが、さらにエイリアンと時間操作マシンが絡んできてややこしい展開に。時間操作マシンは邦題に採用されているだけあって何度も活用していましたが、エイリアン関連は途中からウヤムヤ気味にフェードアウト。80分台の自主製作映画にしては色々盛り込みすぎてしまったか。過去作の虚無さ加減が嘘のような詰め込みっぷりでした。



過去のマイケル・ラザール作品の特徴といえば


・異様な頻度の空撮風景

・投げやりな銃撃戦

・意味深に見せかけた中身の無い会話


でひたすら尺を稼いでいたわけですが、今回はこれら全てがある程度改善されています。(普通の)視聴者からの意見をきちんとフィードバックしている。それ自体は素晴らしいことです。



が、それは逆に言えば数少ない特徴が全部潰されたも同然。


異様な頻度の空撮風景、投げやりな銃撃戦、意味深に見せかけた中身の無い会話…この3点セットの強化を期待して観たクソ映画マニアにとっては裏切り行為でしかない。理不尽なことを言ってるのは自覚していますが、そういうブログなんだから仕方ない。まあここで何を書いてもマイケル・ラザール本人に伝わることはないだろう(多分)から別にいいんです。これが素直な感想なんです。





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