2022年 珍作映画10選

 





毎年ランキングを3つも作らなくてもいいんじゃないか?

という気もしなくもないんですが、ベストでもワーストでもないが捨てがたい強烈な味を持つ作品も毎年それなりにあるものです。こんな場末のブログを訪れてくれるようなマニアにはぜひ知っておいて頂きたい作品を軽く挙げておきます。



10.玉を潰せ!




「KKKをぶっ飛ばせ!」


珍作度:★


今年はチャーリー・スティーズ監督作品をたくさん見ましたが、「死霊物件」以外は大変グロくて楽しい作品が揃っています。これはその中でも特に男の急所を執拗に狙った痛々しすぎるスプラッターが見どころ。まさにチン作映画です。



9.実家がトラップ地獄に



「キラー・コントラクター 暴かれる秘密」


珍作度:★


知る人ぞ知る珍作映画の巨匠ジョン・マーロウスキーによるテレビ映画。「ザ・テスト 護身術」ほど弾けているわけでもないし別に普通の劣化火サスクオリティではあるのですが、突っ込みどころ満載の殺人トラップ描写が珍作度高めで面白い。凡作でも何かと変なことをやらかしてくれるジョン・マーロウスキーがとても好きです。



8.ファスナー丸見え





「ノットジラ」


珍作度:★★★


これはわざとふざけ倒しているコメディなのでいわば人工ものの珍作といえますが、それでも英語で俳句バトルという発想はなかなか出てこないんではないでしょうか。



7.蘇りすぎて大混乱





「サイド・エフェクト 蘇る記憶」


珍作度:★★★★


メンタルを病んだ女の子がカウンセリングを受けたら前世の記憶を6つも思い出しちゃってさあ大変、なホラー?映画。とにかく前世の数が多すぎるうえ、それぞれが細切れに進行しやがるので全くついていけません。それでも前世の一つである江戸時代の日本人だった時の描写は意外と違和感がないくらい本格的であり、真面目に作ってる感はあるのですが。



6.カボチャを馬鹿にする奴は許せねえ!



「パンプキンズ」


珍作度:★★★★★


クソ映画20選の方に入れてもいいくらい低クオリティな作品。が、問題は主役の殺人鬼です。大事に育てたとはいえカボチャにラクガキをされただけでショック死してしまった農夫。こいつは「ヒューマン・ハンティング」の食人鬼に匹敵するほどの虚弱さと言えます。とはいえこちらは殺人鬼として復活し、頭から変な汁を発射して若者を殺しまくるのであちらよりはましでしょう。



5.セオリーも超破壊



「ハリケーン・マックス 超破壊」


珍作度:★★★★★★


平凡なディザスター・パニックかと思いきや物理法則をねじ曲げまくり、パニック映画の法則をもねじ曲げまくりで予想不可能の爆笑珍作と化した中国映画。有料での配信しかないためあまり見ている人がいないっぽいのですが、これは非常に楽しいのでオススメです。



4.驚異のコンピューター・グラフィックス



「インクレディブル・バルク」


珍作度:★★★★★★★


背景がオールCGという極めて前衛的なZ級映画。

クソ映画マニア、珍作映画好きなら黙って観るべき逸品。



3.狂気の世界



「クレイジーワールド」


珍作度:★★★★★★★★★


余りある映画愛と情熱だけで作られたウガンダ発の珍作。

セオリーも文法もへったくれもない自由な映像は一見の価値あり。



2.自然の申し子





「アクセル・フォール」


珍作度:★★★★★★★★★


エレベーターに閉じ込められて激しく上に行ったり下に行ったりの変な拷問をされる女の子の話。天井や床にビッタンビッタン叩きつけられてるわりには大したダメージでもないなあと思ったら実は「自然の申し子」だったという謎展開。自然の申し子とは一体なんであるのか。続編でそれが語られるといいんですが。



1.Planet of Asshole





「プラネット・オブ・ピッグ 豚の惑星」


珍作度:★★★★★★★★★★



私が配給会社の担当社員だったら「プラネット・オブ・アスホール 尻の惑星」という邦題にしたであろう珍品中の珍品。

確かにストーリー的には豚人間と人間との戦いを描こうとしているように見えなくもないのですが、実際画面に映るのは大体そいつらの尻ばかりで、だんだん美尻争いの方が主題になってくるように見えるから困る。一度観たら忘れられないインパクトがあります。




コメント

異質な匿名さん さんのコメント…
新年おめでとうございます。
1年はなんと早いものか。
今年も岩石さんがクソ映画地雷原の中で踊り爆発していく様をゲハゲハと笑いつつ麺をすすりながら眺めさせていただきます♡
体調はいかがでしょうか、
今年もますますの繁栄を。(株も)
岩石入道 さんの投稿…
>異質な匿名さん

これはどうも、あけましておめでとうございます。体調はまあ後遺症もなくスッキリ治った感じですね。ただ体力は半分くらいに落ちたままですが。株はなんかダメっぽいですが、映画については今年もたくさんの地雷が提供されるといいですねえ…