「ジョーズ-1.0」感想 サメ保護啓蒙映画

概要

原題:INTO THE DEEP

製作:2025年イギリス

発売:AMGエンタテインメント

監督:クリスチャン・セスマ

出演:スカウト・テイラー=コンプトン/リチャード・ドレイファス/カラム・マクゴーワン/ジョン・セダ


キャシディは幼い頃に目の前で父親をサメに喰われたことが深い心の傷となっていた。そんなトラウマを克服しようと、夫と共にインド洋へ沈没船探しに出かける。だが、そこで待っていたのはやはり獰猛なホホジロザメ。そのうえ、海底に沈んだ麻薬を探す海賊たちにまで襲われてしまう。


予告編

感想



何がどう -1.0 なのかさっぱり分からない邦題でやたら目立っている新作サメ映画。

いや、すでに「ジュラシック・シャーク-3.0」なんてのもあるけどさあ…



中身の方はというと、真面目過ぎるほどにクソ真面目なスピリチュアル&サメ保護活動映画でした。今どきこんなに真剣なサメ映画を観られるとは思わなかった。こうなると配給会社のテキトーさ加減がより一層際立ちますね。



とはいえ「ジョーズ」と全く無関係なわけでもない。なんせあのリチャード・ドレイファスがしっかり出演しているのが本作のウリ。もう80近いおじいちゃんなので主人公キャシディと一緒に海賊と戦ったりはしませんが、彼女のトラウマ克服メンターとして回想シーンに登場しまくります。話の流れがいちいち止まるので若干ウザいかも。



ところで「主人公がならず者に絡まれ、海底(川底)に沈んだ麻薬の回収を強要される」というプロットがなぜかここ最近サメ映画界で異常に擦られています。大して面白い設定でもないのに、本当になぜなのか。パッと思い付くだけでも


「シャークゾーン」

「ディープ・ウォーター」

「ジョーズ 異次元の怪物」


などがあります。

どれもこれも「キメたサメ」にはなってくれないという嬉しくない共通点もあり。

なので本作がいくら真面目に作られたちゃんとしたサメ映画とはいえ、あまりにも新鮮味がなさすぎる。これではいまいち熱くなれない。



……が、キャシディがおじいちゃんの教えを回想しまくった結果習得した謎の聖なるサメパワーでサメを追い払うクライマックスだけはとても斬新な演出で驚きました。エンドクレジットでドレイファスがサメの保護を延々と訴えてくるだけあって本編中でサメを傷つけることは許されなかった模様。この辺だけはなかなかの珍味。サメ映画でフカヒレスープ食うなと長々説教されるとは思わなかったし、おじいちゃん同じこと何回も言ってるけど大丈夫?と少し心配にはなりました。




「ジョーズ-1.0」(Amazon Prime Video)



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