概要
原題：Bull Shark 2
製作：2024年アメリカ
発売：ハーク
監督：ブレット・ベントマン
出演：トム・ハルム/ビリー・ブレア/ケイデン・スミス
テキサス州レイ・ロバーツ湖。そこではかつてオオメジロザメが出現し人を襲い喰らっていた。猟区管理官のスペンサーは死闘の末、サメを退治。だがその後、スペンサーは全てを失い堕落した日々を送っていた。そんな折、湖に再びサメが出現し３人の若者が喰われてしまう。
予告編
感想
またしても湖にサメが出てくるサメ映画。
監督は「ブラックアウト・レイジ」などでお馴染みのブレット・ベントマン。
例によって itn distribution印となっております。
「消えた3人の死体」というサメ映画らしからぬサブタイトルからついうっかりミステリー仕立てのサメ映画を想像してしまいましたが、もちろんそんなことは全くありません。ただ単に冒頭で3人の若者がサメに喰われて腹の中へ消えたっていうだけの話でした。今までにない文法の邦題だな…
しかもこれ、原題が「Bull Shark 2」なのでシリーズものの2作目でした。「サメストーカー」シリーズもそうだったけど、なぜ素直に1作目からリリースしないのか実に理解に苦しむ采配。１は面白くないからスルーしたのかな…と思ったけど本作も別に面白くはない。喰われるのが冒頭の3人だけだし。
いや、ブレット・ベントマン作品の中ではこれでも圧倒的最高傑作なのは間違いないんですが。この人にはわけわからん腐れ虚無映画ばっかり見せられてきたので、一応ちゃん理解できる人間ドラマが展開されているだけでもありがたい。
ストーリーは先日の「ホワイトシャーク」同様、テンプレに沿った流れ。舞台がテキサス州っていうのは何気にレア度が高い。ただ、本作はかなり深刻で辛気臭い雰囲気です。湖にサメが出てくる映画でそんなにまじになっちゃってどうするの？と言いたくなるくらい無駄にシリアス。
主人公スペンサーと相棒のノーランは娘を喰われた母親の願いでサメと戦うことに。最近のサメハンターの間では毒薬でサメを仕留めるのが流行っているのか、ノーランが用意したのは「クロザピンか何か」が入った小さい注射器。
「それはうつ病の薬だろ！」
とスペンサーに突っ込まれるが、
「ゴリラも死ぬほど強力らしい」
との弁。
どうでもいいけど、私はそのセリフを見て「ゴリラは死ぬほど強いらしい」という意味に捉えてしまい、コイツは急に何を言い出すのか？と一瞬混乱しました。
だってゴリラが死んでしまうようなうつ病の薬があるなんて普通思わないからさあ…
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