「ビッグフット『農場の血』」 感想 血まみれ農ゴリラの侵略

概要

原題:Bigfoot Blood on the Farm

製作:2025年アメリカ

配信:Wright Family Films

監督:アシュリー・ヘイズ・ライト

出演:デビッド・オーウェン・ライト/ジャイナ・ライト/スカウト・ライト


二人の姉妹は、田舎の農場で想像を絶する恐怖に直面する。「ビッグフット」。姉妹は農場生活のサバイバルから、人生最大の闘いへと急速に移行しなければならない。残忍な攻撃が激化するにつれ、姉妹の絆は限界まで試される。

(↑アマゾンより)


予告編

感想



今日も過酷な仕事で疲れたな~…晩ご飯食べながら楽しい新作映画でも観て明日への活力にしないとな~…などと思いながらアマプラの新着映画を物色していたところ、





明らかに場違いな異臭を放つ奇怪なタイトルがあったので、ついうっかり200円も課金して観てしまいました。ビッグフットほどクソ映画マニアを惹きつける題材はないものです。



しかし課金してから気が付いたんですが、これはあの「ライトファミリー・フィルムズ」の最新作でした。

またもやいつもの山小屋で動物の世話をしているライト姉妹が、またもや山をうろつくビッグフット(着ぐるみ)に襲われるが、いつも通り最後には帰ってきたライト親父がビッグフットと取っ組み合いの末にぶっ倒して娘たちを救って「パパ大好き!」ってな内容です。



毎回同じ場所で同じようなホームビデオ映画を撮っている謎の一家・ライトファミリー。ほほえましいと言えばほほえましいのですが、基本的にただそれだけの映像です。そんなものを課金してまで3作品も観た日本人はおそらく私だけであると考えられます。



しかし、今回はいつもと若干様子が違う。邦題がなんだかバグっているのと同様、本編の字幕もなんだかバグっています。しょっぱなからまだ誰もしゃべってないのに長々とわけわからん字幕が出てくるし、逆に本編ではライト姉妹がペラペラ会話しているのにひたすら

「大きい」

ってだけの字幕が延々と出ているだけだったり、またある時は別に何も演奏してないのに

「楽器演奏が流れる」

という字幕のみだったり、甚だしくは

「ヴォック??」

なる字幕のみになったりします。ヴォック??って何だ。アマプラのあのクソ字幕って自動で付けてるものじゃなかったのか。



ゴリラの着ぐるみがジャレついてくる映画にしては劇伴がやたらに大仰で、ハリウッド大作で流れてもおかしくないクオリティ。というかどっかで聞き覚えのある劇伴なんですが、おそらくハリウッド映画の予告編で使われているものではないかと思います。予告編用の音楽って専門の会社が作っているので、そういうのを買ってきて使用しているような気がする。



また、身内に歌い手でもいるのか知りませんがこの一家の映画はやたらと挿入歌が流れます。ビッグフットに襲撃されてライト姉妹が悲鳴を上げているシーンなのにロマンチックな恋愛映画みたいな歌が流れ始めた時はやっぱりデバッグしてないようにしか思えませんでした。




「ビッグフット『農場の血』」(Amazon Prime Video)


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