概要
原題：Sanctuary: population one
製作：2018年アメリカ
配信：アマゾンプライムビデオ
監督：テリー・マリオット
出演：クリストファー・フォラン/ロビン・ウェストコット/デビッド・ホームズ・ワトキンス
人類の火星移住計画が進む中、すべては一人の男に託された！2185年。地球の人口は増え続け、今や110億もの人間が暮らしていた。天然資源の枯渇を懸念した各国は緊急事態宣言を発出、火星への移住を決定。さらにワクチン"バイオエージェント52"を投与することで、人口の抑制を図っていた。
（↑アマゾン商品紹介より）
予告編
感想
今日はアマプラで16作品も謎映画の配信が始まっていたので、「これが一番危険な匂いがするな」と私の地雷探知機が反応したものを選んでみたら案の定、暗黒と絶望の
「itn distribution」作品。
しかも内容は私の想定をはるかに超越しており、2020年クソ映画オブザイヤーの頂点に輝いた「ヘルゲート 地獄の門」に匹敵するのではないかと思われるほど難解なSF映画でした。
では、その内容ですが…
内容ですが…
何もわからないのです…
とりあえず上に引用したアマゾンの商品紹介文を読んで頂きたいのですが、世界設定の説明にしかなってませんよね。翻訳して配信した人も内容を理解できなかったんじゃないでしょうか。どうでもいいけど「西暦2185年」という時代設定も「ヘルゲート地獄の門」（2179年）に近くて不吉だよ。
まあとりあえず2185年では人口が爆発して変なウイルスが蔓延って金持ちだけは火星に逃げてる状況らしいです。そんな中、バイオチップを埋め込まれたイーサンという青年が妹を探してウロウロしているみたいな話のようではあります。
しかしどうも時系列がバラバラっぽく、過去回想と現在が入り乱れ、さらに現実と妄想までもが入り混じっているような極めてヤヤコシイ雰囲気で全くついていけません。なんでこんな複雑にするんだ。さらにいきなり知らん人が出てきて意味深な顔で意味不明な語りを始めるシーンが多く、ストーリーが混乱しまくっている…っていうか作り手の頭がバグっているとしか思えない。
それでも会話してくれるならまだましな方で、変なメイクの女がいきなり口から火炎放射するシーンは一体何なのか真剣に分からない。そういう能力者もいる世界ってことですかね…
他に印象的だったのは、イーサンの妹が隔離地域から脱走しようとして兵士？に火炎放射器で炙られるところです。もちろん安い炎の合成で焼かれてる感ゼロですが、イーサンが救出に飛び出します。しかし１０ｍぐらい走っただけで急に腕を抑えて倒れ、今度は慌てて逃げ出してしまう。何がしたいのか、腕に何が起こったのか、もう全く持って何が起こっているのか分からない。
それとも私の頭が悪いだけなの？
集中力が足りないとおっしゃる？？
まあそれも否定はできないけども。
でもそれだけじゃないですからね。
いきなり知らないオバサンに
「ナトリウム天国だ よくやった」
とか言われても本気で１ミリたりとも何のことだか分からんぞ。
いや…本当になんも分からぬ。ナトリウムが貴重な世界で魚をゲットしてきたっぽいが…？ それでナトリウム天国と言われてもな…
ほんで尺的にはクライマックスと思われるあたりで、知らないヒゲのあんちゃんと知らないマッチョなオッサンが急にプロレスを始めるのです。
あんたたちはどこの誰なの？？
何だかよくわからんが、ヒゲのあんちゃんがスローモーションで華麗なドロップキックを決めるところからゴングが鳴る！！
しかも意外と本格的なプロレス描写！！誰だか知らんが身体能力は高いぜ！
そこに知らない女も電撃参戦！！！だから誰なの！？？？
そもそも暗いからどいつもこいつも顔が見えねえよ！！
オッサン1名がパイプの上に落ちて死亡！！
でもなんかまたいつの間にか別の新手のオッサンが戦っている！！？？
知らん女のわけわかんねぇポエムがそこにかぶさる！！！
決着は首吊りブ～ラブラ！！！でも誰がやられたのかわからん！！！！
勝者のオッサンが誰なのかもわからんしバトルの目的も何もかもわからぬ！！！！
うおおおおおお！！！！！！
…っていうか主人公がいつの間にか別の人に代わってるっぽいんですよね。私が「知らないヒゲのあんちゃん」だと思ってた人が何の断りもなく主人公ヅラしてやがる。中身は一緒っぽいが…
これは一体どういうことなんだ…オチは…？
え…何？
今までのことは夢？
アバター…？
それともVR…？
マーズ社の死者を蘇らせる実験…？？？
意味深な言葉だけで匂わせるように語るのはやめてくれ…
何も分からんっつーのよ…
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