「ヘルゲート 地獄の門」 感想 20億年火あぶりの刑に処す

概要

原題:HOUNDZ FROM HELL
製作:2011年アメリカ
発売:動画配信のみ
監督:ホセ・フィゲロア
出演:マーセア・モンロー/ダリウス・マクラリー/シェーン・コフィ

西暦2179年。サンフランシスコでは、悪魔やミュータントが身を潜めて暮らしていた。彼らとの戦争が起こらないよう、政府はベイエリアをミュータントの居住区に定めていたが、そこではミュータント同士を戦わせる違法賭博が行われていた。
(↑アマゾン商品紹介より)

予告編




感想


グオオ…こいつはヒデエ…
久々に苦痛にのたうち回るくらい辛いゴミ映画だった…

たった1時間17分しかないのに、体感では5時間ぐらいあったような気さえしますよ。同じ1時間17分でも楽しければあっという間だが、例えば全身を切り刻まれるような責め苦を受けていれば永遠のように感じるでしょう。今回はそれと全く同じ現象が起きていました。つまり、魂が切り刻まれているも同然の苦痛をもたらす地獄のクソ映画というわけですね。



ちなみに本作はプライムで本日配信開始の新作ホラー。
いつものようにitn印です。何かもうitnのロゴがトラウマになりそう。


一応先に褒めるべきところを褒めておくと、役者の演技はそこそこまともです。あと、特殊効果もそれなりに頑張っているように見えます。要所要所で恐ろしくヘボくなりますが、何もないよりはマシです。


では何がそんなにダメなのかというと、もう話が支離滅裂で電波的すぎて一ミリたりとも理解させてもらえないことです。監督の頭の中では哲学的でかっこいいストーリーが構築されているのかもしれませんが、私ごとき凡人には一体何を表現したかったのかまるで察することすら許されません。

例えば冒頭、地獄らしき場所で二人の空手家が組み手をしていて、地獄の悪魔と思しき男が彼らを追い出すシーンから始まるのですが、この時点でもう全く意味が分からないにもほどがありすぎる。なんで地獄で空手家が組み手しなきゃならんのか。本作では一応格闘大会みたいなもんが開かれるので、そこに空手家が参戦するのかなと思ったらその後一切出ないし。出せよ。


西暦2179年、どっかの廃屋にミュータントを集めて違法な格闘試合が開かれていた…

…っていう設定なのはまあ何とか分かるんですが、ミュータントって言っても顔の下半分が犬になってる”ドッグマン”しか出てこない。異様にバリエーションが少ない。せっかく犬なんだから噛み付きでもするのかと思ったらボクシングしかしないし。別にミュータントじゃなくても人間の格闘試合でいいだろと。

まあしかしせっかくだからボクシングの試合を楽しもうかと思ったら、それすらも全然してくれないんですよね。なぜかその闘技場となる廃屋の中に「地獄の門」があって、何となくそこを開けたら燃え盛る地獄の犬が現れて参加者やスタッフが襲われて大パニックに!っていうホラー展開。

それって別に、
2179年じゃなくても、
ミュータントじゃなくても、
格闘試合じゃなくても、
関係なくない?っていう。

しかもその地獄の犬のCG(?)が異様にショボすぎて影絵の方がまだマシなレベル。

加えてそう単純なモンスターホラーになるわけでもなく、主人公は格闘試合の主催者の愛人なんですが彼女がうっかり地獄に入り込んで変な虫を指につけたら悪魔に乗っ取られたり、ハゲに金を要求したり、テレポートしたり、生贄を求めたり。
結局何がしたいのか!?
どこにも面白味が見出せぬ! 一部の隙もない!

こいつはやべーよと言わざるを得ない。もしかしたらデビルシャークよりひどいクソ映画なのではないか?という気さえしてきました。

何が何だか分かりませんが、最後は地獄の門番が何かの責任を取らされ、20億年間ずっと火あぶりにされるという結末。この監督も本作を世に送り出しプライムで世界に配信してしまうという大罪を犯しましたので、死後は地獄で同様の刑に処されるだろうなと思いました。


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