「シャークゾーン」 感想 フェランテの変節

概要

原題:GREAT WHITE WATERS

製作:2025年アメリカ

発売:アルバトロス

監督:アンソニー・C・フェランテ

出演:アンジェラ・コール/ジョニー・レイミー/スティーブ・ハンクス/アシュトン・リー/ヘクター・ベセラ


フロリダ沖でコカインをお茶に忍ばせ、密輸を企んでいる組織がいた。だがそこはサメの巣窟だった。海底に沈んだコカイン茶の木箱を回収するため、組織は第二陣を差し向ける。一方、亡き夫を偲ぶためにダイビングをしにきたジアは海底に沈んだコカイン茶を発見するが…


予告編

感想



シャークネードのアンソニー・C・フェランテによる新作サメ映画。


ネード後は「シャークストーム」「シャーク・イン・ザ・ダーク」などわりと地味で真っ当なサメ映画を出してきましたが、その流れで続く本作はもう完全に笑い無しのシリアスなサメ映画になっていました。しかし邦題もジャケも煽りも量産型すぎていけませんね。下手すると全部コピペに見えます。アマゾンでいくら検索しても勝手にワードが変更されて掃除機しか出てきません。



本作のサメは単なる舞台装置といった風情で、主人公ジアが海上で遭遇した麻薬組織との争いの方が本筋。最後の方はみんなサメを無視しがちでちょっと寂しい。とはいえ海洋サスペンスとしてはアサイラムとは思えないほどクオリティが高く、地味ながらかなり楽しめました。このクセのなさはサメ映画初心者に最適な一本と言えるでしょう。



麻薬組織がちょっとマヌケすぎるとか、ジアがサメを素手で撃退するスキルを持ってるとか微妙にトンデモ要素があったりするものの、ギリギリ雰囲気を壊すほどではない。アンソニー・C・フェランテの「俺だってシリアスな映画が撮れるんだ!!」という意地が感じられます。次回作はまたシャークネードの新作になるようですが。



ただこの作品、ものすごく既視感があるんですよね。ほんのちょっと前に観た「ジョーズ 異次元の怪物」とほとんど同じ話なんじゃないか。コカインが題材のわりにはサメがコカインシャーク化しないのも共通しています。しかも来年3月にレンタル開始予定の「ジョーズ-1.0」(なんだこの邦題…)もあらすじを見る限りほぼほぼ同じ話にしか見えない。もはやサメ映画界のトレンドと言ってもいい流れ。







↑よく一緒に購入されている模様。

よほどのサメ映画マニアでないと両者の判別は困難かと思われます。




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