概要
製作:2012年日本
発売:TOブックス
監督:田代尚也
出演:岸田恵里子
今まで通り普通の生活を送りたい方は、観ない事をお勧めします。事実なのか嘘なのか?ありえない真相の取材を重ねるごとに、呪われた恐怖から逃げられない!S女子大学の映像サークルが怪奇事件の取材を行っていた。しかし、そのレポーターが突如失踪し、テープだけが残った。ここに映った狂気的なまでに恐怖な映像は、一体何なんだろうか?今まで見た事がない、恐怖映像の数々。これ以上のありえない恐ろしい映像はどこで観られるか、誰か教えて下さい!
(Amazonより)
予告編
感想
「赤い森」「超鬼やば!」などヤバい邦画を発掘してくるクソ映画ハンター阿部雄大先生が絶賛していた事故物件。とはいえ、こういう心霊実録ホラーオムニバス系はあまりにも数が多すぎるし、基本的にバラエティ番組の再現ビデオみたいなクオリティなんだろうなあ…と全く期待していませんでした。いくら阿部さん推しとはいえ。
…と思ったら、想像を遥かに超えるイカレ具合に大爆笑。これは「赤い森」や「超鬼やば!」すらぶっちぎってるかもしれん。最初はうすら寒い悪ふざけで既存の心霊ビデオ物をパロってるだけなのかと思いましたが、全然そんなことはなかった。フルパワーアクセル全開で限界突破した悪ふざけだった。ここまで来ると「視聴者の心に爪痕を残してやろう」という作り手の意思が感じられていいですね。以下、1話ずつ感想。
・「怪奇!ストーカー幽霊」
と言ってもこれは最初だけあって軽いジャブみたいなもんでした。地下アイドルの痛々しさは確かに限界レベルだったし、ストーカー幽霊のビジュアルというか数はかなりヤケクソ気味でその辺面白くはあったけど、この後の話と比べると大したインパクトではないかな。
・「地獄!体育会系けいおん」
大学の軽音楽部サークルで起きるボーカル担当へのイジメ。2話目にして既に心霊でも怪奇でもない気がする。しかしそのイジメの内容が下手すると「ホステル」レベルのエグい拷問でビックリ。結局、この世で一番怖いのは体育会系の人間なのだ。
・「驚愕!墓場で運動会」
夜の公園で酒を飲んでいた女子大生が怪しい白い影を目撃。
それはどんな怪奇現象なのか?と思ったらまさかの運動会で大笑い。このタイトルを事前に見ていても予測できない運動会。
しかし見た感じただの変態なので、女子大生は逃げるのかと思ったら
「私は逃げたいって言ったんですけど、
ルミが変態を研究している子で…
どうしても近くで観たいって」
私はこんなクソ映画見たくないって言ったんですけど、
阿部さんがクソ映画を研究している子で…
どうしてもみんなに見せたいって
・「異常!飛び降り外人美少女」
変な栄養ドリンクを飲んだせいで妙にハイテンションになって屋上から飛び降りた話。それはいいとしてこの外人美少女、ドリンクを飲む前から異常すぎるほどに異常なんですよね。泥酔した幼児のような痛々しい超ハイテンションぶりにドン引きです。一体どんな演技指導をすればあんな恥ずかしい演技をやってくれるのか想像もできない。出演料100万円くらい出したの?
・「恐怖!人喰い巨大ザリガニ」
ここにきてまさかのモンスターパニックで私もにわかに色めき立ちました。しかもザリガニとは珍しい! …とはいえさすがに巨大ザリガニ本体は出てきませんでした。まあでもハサミは出たのでヨシとしましょう。襲われた犬や人の遺体が結構グロくて驚き。単なる悪ふざけではなく、全力でふざけているのが分かる良いエピソードでした。
・「絶叫!腐った女たち」
BL愛好家の腐女子が本当に腐ってしまう話。まあまあどうでもいいエピソードでしたが、腐ってる演技が結構迫真の演技で良かった。あんな分かりやすい腐り方をした腐女子はどこにもいないとは思うけど。
・「非情!殺人野球拳」
借金を背負って指を詰められた一般女性が返済を拒否し、なぜか旅館で殺人野球拳を強いられる話。これは相手の女がイカれすぎていて唖然としました。殺人野球拳…野球拳? 何これ? 外人美少女も相当アレだったがそれを軽く超えてきた。アイツこそ一体どんな演技指導をすればあそこまでタガの外れた演技をしてくれるのか想像もつかない。出演料はリアルに500万円くらいは必要ではないかと思われます。私なら1000万円でもやらない。1億円なら少し考えるかも?
・「No More!映画泥棒」
レンタルDVDを吸い出してネットにアップし、神と呼ばれる映画泥棒に怪奇レポーターがインタビュー。なぜ怪奇レポーターがそんな奴を取材するのか分からないが、映画泥棒の憎々しい演技と主張が妙にリアル。これには思わず怪奇レポーターもブチ切れ、直ちに抹殺することを決意。しかし…。しかし、これは面白すぎる(笑) 今までわけのわからないエピソードを積み重ねてきたなあと思ってたらこんな形でまとめ上げてくるとは途方もない構成力。「お前は泥棒する側のはずだろ!」と突っ込みたくはなったが画的には最高だしそれどころじゃない突っ込みどころの嵐にもう脱帽でした。
「女子大生怪奇倶楽部」(Amazon Prime Video)
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