「ムーンインパクト」 感想 宇宙でニトロ

概要

原題:METEOR MOON

製作:2020年アメリカ

発売:ニューセレクト

監督:ブライアン・ノワック

出演:ドミニク・スウェイン/マイケル・ブロデリック/クリス・バウドロー/ジェフ・プラター/ゲイリー・プライベート/キャロル・カウフマン


ある日、月に隕石が衝突。3時間後には地球へ落下する軌道になってしまった。重力の異常で地球に次々と天変地異が襲い掛かる。人類がこの危機を回避するには、反物質エンジンで月の裏側にブラックホールを作り出し、軌道を元に戻すしかなかった…


予告編

感想



「ムーンフォール」のアサイラム製パチモン。

…と思ってたけどムーンフォールより製作年度が古いな…?

まあ月が落ちてくるのはアルマゲドン20xxシリーズでは前にもあったか。

レンタル開始当時はスルーしちゃいましたが、同監督の「ジュラシック・ドミニオン」「アースクエイク2025」がわりと面白かったので見てみました。



するとこれが本家ムーンフォールよりある意味ずっと面白い。始まってすぐ月が落ちてくるまでたった3時間という「いや、もう無理だろ」としか思えない状況。あんなでかいものがマッハ100ぐらいで落ちてくるなんて防げるわけがない。



と思ったら、反物質エンジンでブラックホールを作るしかない!という「ディープ・インパクト2025」(こっちは太陽が落ちてくる)と同じような対策。地球に激突寸前の月をブラックホールで吸い込んだら地球もえらいことになりそうだな…というツッコミどころも一緒。まあでも、とりあえず主人公のローソン兄弟が月の裏側に到達できればクリアなんだなと思っておけばOKです。



しかしこのローソン兄弟、大急ぎでヘリで移動するも隕石か何かにカスって豪快に山中に墜落。どう見ても助からない感じの大事故でしたが、二人ともピンピンしている。これくらいタフな人類でなければ3時間で月の裏側まで行けないんだという伏線と考えられます。



かと思えば、山中でどうでもいい山賊に絡まれたりもする。あと2時間もないのに一体何をやっているのか。ちなみにこの時だけなぜか弟がニット帽をかぶっていました。別に長髪でもないのに「髪が邪魔なんだ」と不自然な言い訳をかましていたあたり、尺不足を埋めるための追加シーンだったのではないかと疑っております。多分本編撮影後に髪型を変えてしまったのをニット帽でごまかしたと思われます。



ニット帽はさておき、基地へ行くために知人に車をもらいに走るローソン兄弟。こんな事態なので車はすぐもらえたんですが、その前に倒れたラックにはさまれて脱出に苦戦したり、みんなで撮った写真を見てゆったり談笑してしまう。そんなどうでもいいイベントで悠長に時間を浪費していいのか? 月が落ちてくるまであと1時間半ぐらいしかない人類の行動とは思えない。実はもう諦めているようにすら見えてくる。



それでも何とか1秒で160kmまで加速できるモンスターカーに乗り込んだローソン兄弟は、そのまま車ごと宇宙船に乗り込んで緊急発進。まあ時間ないのは分かるんだけど、格納庫で固定もせず車を置きっぱで発進すると宇宙で壁に当たりまくってボコボコになるのでは…と心配せずにいられない。



宇宙に飛び出してからもロシアや中国が乱射した核ミサイルが飛んできてとんでもないピンチの連続。アサイラムとは思えないド派手な見せ場の連続に私も大興奮。そしていよいよ宇宙船が爆発する危機に陥り、ローソン兄弟が車で宇宙へ発進した時はもう大爆笑でした。何のために持ってきたのかと思ったらそんなのアリ?  しかも宇宙空間でニトロを使ったりバッテリーで反物質ナントカに給電したりとやりたい放題。ワイスピ(ジェットブレイク)よりも先に車で宇宙に飛び出したアホがいたとは…



そんなんでうまいことブラックホールを発生させ、うまいこと月だけ地球から引き離すことに成功。地球もそうだけど、宇宙を寄る辺なく漂うローソン兄弟がどうしてブラックホールに吸い込まれないのかは全く分かりません。月がそのままどっかにすっ飛んでいかない理由もわかりません。そこまで厳密に計算した吸引力だというのか…。ブラックホールに吸い込まれて消えたりもしないのか。



まあそんな細かいことを気にしなければ、あまりにも豪快過ぎて爆笑ものの大ケッ作でした。

私はつい新品でDVDを買ってしまいましたよ。





「ムーンインパクト」(Amazon Prime Video)




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