概要
原題:Survivre
製作:2024年フランス・ベルギー・モロッコ
配信:プルーク
監督:フレデリック・ジャルダン
出演:エミリー・ドゥケンヌ/リサ・デラマー/ルーカス・エベル/アンドレーアス・ピーチュマン/アルバン・バイラクタライ
医師のジュリアと夫トムは、息子の誕生日祝いのため一家4人でカリブ海クルーズ中だった。だがその夜、流星群が襲来。謎の天変地異が起き、一夜にして海そのものが消失してしまう。
予告編
感想
今月から配信開始のディザスター&殺人鬼&海産物パニック映画。
U-NEXT399P。
あまりにも素っ気なさすぎる邦題で油断してたら結構トンデモな内容で驚きました。これは斜め上的な意味でかなり面白いです。「海水大移動 殺人深海ガニの襲撃」みたいな邦題にすれば良かったのに。
まず発生する天変地異のスケールが途方もなく凄い。磁場が狂って海水が北半球から南半球へ全部移動しちゃったとか。いや全部かは知らんけど、とりあえずカリブ海一帯は「海の水全部抜いてみた」状態。この発想はさすがになかった。でもいきなり乾燥しすぎで違和感はありまくり。しかも一週間後には海水がまた戻ってくるんですってよ。そんなのとてもじゃないけどクルーズ船で遊んでいただけの一家が生き残れるレベルの災害ではないと思われます。
しかし、そんな天変地異が起こった後にまずやってくる脅威が「謎の殺人鬼」。これはある意味凄いですよ。海水がなくなった翌日のはずなのになぜかお手製のヤリを携えており、すでにそこを長年放浪してるかのような雰囲気。殺人鬼との攻防そのものは結構シリアスでスリリングではあるんですがね。終わってみれば「あいつは一体何だったんだよ!!」感が色濃く残る後味。
もしや殺人鬼で最後まで引っ張るのか!?と危惧していたところ、その次に現れた脅威がなんと殺人ガニ。まさかこんなノーマークのフランス映画でカニが襲ってくるとは思わなんだ。元々海の底だった地域で人類の脅威となり得る存在と言えば…? やはりカニなのか。シュモクザメやクジラはなすすべなく干上がっていく中、大量のカニだけが元気いっぱいにシャカシャカとダッシュして人間に喰らいついてくる。カニ・パニック映画という激レアジャンルとしては結構イケてます。
かと言ってカニが明らかにメインというほどではなく、天変地異と殺人鬼とカニの割合がそれぞれ3割ずつくらいかな。天変地異が突き抜けているわりには中途半端ではありますが、色んな脅威がバランス良く盛り込まれているとも言えます。これはこれで三色丼的な楽しみ方が出来ていいんじゃないかなと思いました。
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