概要
原題:JURASSIC DOMINATION
製作:2022年アメリカ
発売:プライムウェーブ
監督:ブライアン・ノワック
出演:エリック・ロバーツ/ジャック・ピアソンジェイミー・ベルナデット/アゼーム・ベッキオ/ カーロ・デ・ジーザス・バフィントン/ディアンジェロ・デイビス
米国が民間企業から押収した生物兵器アロサウルス2体が基地内から脱走した。大将は部下に命じて施設に隔離した母親のアロサウルスを使い、子供2体を呼び寄せようとする。だが、そのアロサウルスは強靭に改良された最強の生物兵器だった…
予告編
感想
アサイラム製のジュラシック・パチモン映画。
旧作ですが、オススメに上がってきたのでなんとなく観てみました。
生物兵器化したアロサウルスが基地内で米軍兵士数名と戦う、という低予算パチモンにありがちなシチュエーション。当然ペンタゴンで偉そうに指揮をとるのは我らがエリック・ロバーツ。由緒正しきアサイラムの様式美です。
とはいえ今回のエリック・ロバーツは米軍大将なのでいつもの悪辣なビジネスマンぽさはない。…かと思いきや、「あのアロサウルスは莫大な利益を生むんだ!」などとおっしゃる。やはり今回も悪辣なビジネスマンだった。奴らを犯罪組織のアジトに送り込んだら全滅させた実績があるそうで。「コモドドラゴンを放てッ」的な使い方をしたい模様。しかし結局コントロール不能に陥ってるし、目撃されたり民間に被害が出たらおしまいですからね。ジュラパみたいに見世物にするならともかく、生物兵器として利益にするのは相当難しそうだなと思いました。
どうでもいいけど今回のエリック・ロバーツは司令室で座っているばかりでなく、なぜか夜の屋外に出て無駄にウロウロしながら指示を出すという妙なバリエーションがありました。てっきり外で襲われるのかなと思ったけど特に何もなし。画面に変化をつけたいという監督の気遣いかな。
米軍兵士に支給されるプラズマガンも何か変で面白い。一発撃つごとにいちいちヒューズを交換しないといけない謎仕様だったり、そのへんに落ちてる石英をはめ込んだらパワーアップしたりする。他にもタングステンとかコンデンサがどうこうで何度も改造してたけど、最初から最強状態にはしておけなかったんでしょうか。
一番面白かったのは、もはや事態収拾は不可能と見たエリック・ロバーツが基地に戦闘機を送り込んでミサイルで消し去ろうとするクライマックス。ギリギリのところで米軍兵士たちはアロサウルスを倒し、もう爆撃の必要はなくなったとエリックに連絡。発射数秒前の緊迫した事態です。それを受け、エリックが慌てて戦闘機に攻撃中止の指示を出すんですが、
「え? 何ですか?」
このパイロットのやけに能天気な反応で大笑い。
ミサイル発射直前なのに、晩ご飯のおかずのことでも考えていたとしか思えない口調。スルーして発射しちゃうかと思ったよ。
ということで、アサイラムのクソ映画としてはかなりイケてる方の作品でした。
「ジュラシック・ドミニオン」(Amazon Prime Video)
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