「ミッシング・パーソンズ」 感想 消えたレスラーと地球の危機

概要

原題:Missing Persons

製作:2022年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:ブレット・ベントマン

出演:トム・ハラム/ダスティン・ローデス/ビリー・ガン/ギャリー・ネイション/モニカ・ペレス


手錠をかけられたサーバーグが、国防総省の職員たちに取り調べを受けている。2枚の写真を見せられ「彼らを知っているか?」と問われたサーバーグは、「彼らに誘拐された」と主張。彼は仕事を得るために退役軍人のフリをしていたのだが誘拐され…。

(↑U-NEXTより)



予告編

感想



毎度おなじみブレット・ベントマン&トム・ハラム& itn studio 製作によるSFサスペンス・スリラー。

今年になってから鑑賞したベントマン作品はこれで驚異の8本目。

実は隠れた人気のある監督なのか?



どうせまたひどい虚無映画なんじゃないかと覚悟して鑑賞してみたのですが、意外にも結構楽しめました。と言っても風呂敷の広げ方がちょっとおもしろいだけでちゃんと畳めているとは全然言えないし、クソみたいなオチなのでクソ映画には違いありませんが、一応「おもしろいクソ映画」とは言えると思います。少なくともベントマン作品の中では過去イチ濃厚な刺激臭が感じられました。



なんといっても主人公アレックスが退役軍人と経歴詐称していたばかりにいかれた屈強な軍人コンビ(演者は2人ともプロレスラー)に拉致され、拷問じみたブートキャンプを強いられるという前半の展開が無茶苦茶すぎて楽しい。嫌がらせなのかトレーニングなのかよくわからんし、後者だとしても何のためにアレックスを鍛えているのか全く分からない。もしかして「ザ・テスト 護身術」的なことをやろうとしてるのか?とあらぬ期待を抱いてしまいました。



しかし、彼らの頭上をF-16が飛び交うようになってから雲行きがだいぶおかしくなってきます。話のスケールが無駄に地球規模へと広がっていくのです。数人しか出てこない超低予算映画でそんなことしなくてもいいのに。サイコ軍人コンビによる拷問ブートキャンプだけで充分面白いのに。





以下ネタバレあり




宣伝で


「全人類に迫る驚愕の危機!」


と煽られているのでもう書いてしまいますが、

エイリアンが出てきちゃいます。

しかも「ビッグフットVSクランプス」とかに出てきたのとほぼ同じ質感のヤツが…。

というかアレックスの正体もエイリアンなのですが、そんならなんで大人しく拷問ブートキャンプでいたぶられていたのか謎なんですよね。さすがのエイリアンでも屈強な軍人には抵抗できなかったのか?






「ブラックアウト・レイジ」(Amazon Prime Video)

まだアマプラには無いので適当なベントマン作品でも貼っておきます。



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