「アンドロメダ 人類移住計画」 感想 未知なる生物の襲来

概要

原題:Andromeda 2

製作:2024年アメリカ

発売:ハーク

監督:ブレット・ベントマン

出演:トム・ゼンブロート/マイケル・ドゥーリー/スティーヴン・ブロディー/ポール・T・テイラー


食糧危機に瀕した未来の地球。NASAは人類の移住先となる惑星を探し、プロジェクトメンバーを遠い宇宙のかなたへと送り出した。しかし未知のエイリアンの襲撃を受け、リーダーのウィリアムとその息子エイデンが死亡。プロジェクトは失敗に終わったかと思われた。だが、死んだと思われたエイデンが念動ホログラフィで地球に現れ、援軍を要請してきた。戦いはまだ終わっていなかったのだ。


予告編

感想



毎度おなじみブレット・ベントマン監督・脚本による、人類の存亡を賭けた異星人との戦いを描くSFバトル・アクション。

レンタル550円。

…高いって!



ブレット・ベントマンの時点で想定はできたことですが、550円も出してレンタルしているのに

「itn distribution」

のロゴが出てくると多少ウッと来るものがあります。いつもの配信スルー299円でいいのに。



それだけならまだしも、その直後にデカデカと


「Andromeda 2」


なる原題が表示されてしまうという惨劇に白目を剥く。これはたまらん。

「レイク・ジョーズ」シリーズに続いてまたいきなり2作目から見ないといけないとは…。1作目はどうしたんだ?



本編開始後の第一声が


「これでは無理だ!

 回避するぞ!」


なんですが、それはこっちのセリフだと言わざるを得ない。

まあ今さらキャンセルもできないんですがね。



それでもオープニングはそれなりに豪華なCG映像での宇宙戦争が描かれます。わりと良さそうじゃん!と素直に思えないのは「ビッグフットVSクランプス」と似通った質感だからでしょうか。「スペース・レンジャー」とほぼ同じに見える戦闘シーンもあったな…。



公式の紹介文に「スペースレンジャーと異星人の銃撃戦」とあるので関連作なのかも?ベントマン・ユニバースというわけですか。



というか、よく見たら予告編サムネが全く同じで笑いました。









その「スペース・レンジャー」もそうですが、基本的に会議室で棒立ちの人間がふわふわした会話をしている合間にオールCGの宇宙戦争が言い訳程度にちょろっと挿入されるだけという極めて眠たい作り。特に後半はどうでもいい会話ばかりでかなり厳しい。73分とは思えない長さ。内容についてどうこう言う気が全く起きない。これを見て最後まで意識を保つのは至難の業と言えます。



そんな虚無の大海を漂っている中、ほんの少しだけ面白かったのが、宇宙の彼方から念動ホログラフィで現れた男がNASA職員と最近の地球について話す場面。



「今年のアカデミー賞の最優秀作品賞は何だった?」


「テキサスの湖のサメに関する映画だった。

不評だったから観てない」



これ明らかにベントマン監督の「レイク・ジョーズ」のことですよね。

あれアカデミー賞獲ってもおかしくない出来なのにな~

でもやたら不評なんだよな~

…という自慢風自虐でしょうか?




「アンドロメダ 人類移住計画」(Amazon Prime Video)



コメント