概要
原題:NIGHT ZERO
製作:2018年アメリカ
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督:マーク・カントゥ
出演:ケイティ・マロニー/エリック・スウェイダー/ドーネル・ジュエル/ヴィンセント・ボンバーラ/ウマル・ファラズ
ある夜、世界各地に謎の隕石が落下する。一方、ペンシルベニアでとある険悪な夫婦が友人の引っ越し祝いパーティへと訪れていた。最初は和やかなムードで夕食会が催されるが、次第にお祝いそっちのけで口汚い罵り合いが始まってしまう。その時、家の外から不気味な悲鳴が響いてくるのだった。
予告編
感想
本日から配信開始になったZ級謎クソ映画。
いつも通り299円でレンタル。
これは猛烈にキツかったです。あまりのつまらなさに80分が長くて長くて悶絶していました。というか30分を過ぎたあたりから完全に白目を剥かされていたのでそれ以後何が起こっていたのかいまいち把握していません。が、把握する必要は特にないと確信できるクオリティです。
まず音量バランスが滅茶苦茶なのが厳しいですね。普通の会話が小さすぎて全然聞こえないと思って大きくすると急にデカい金切り声を響かせたりとかね。こちらは字幕で観てるからまだ耐えられるけど、本国の人はどうしようもなかったんじゃないでしょうか。
内容的にはエイリアンが人間の攻撃性を刺激するガスか何かを撒いて、人間同士を殺し合わせるように仕向けたという話で、ガスを吸い過ぎて理性を失ったやつはまるでゾンビのようになってしまうという感じでした。まあゾンビが襲ってくるシーンはたった2か所くらいしかありませんが。そしてエイリアンも多分出てきてませんが。申し訳程度に円盤が映ってたぐらいかな。
その狂気ガスを先に吸っていたのかどうか、主人公の夫婦は初っ端からヒステリックに罵り合っており、常に高めの不快指数を維持してくれます。友人夫婦のお祝いの場に行っても大人の対応が出来ずにヒステリーを起こしてしまう様はもう観るに堪えない惨状。喧嘩の内容も浮気だの残業だのありきたりすぎて何の楽しみもない。
外から悲鳴が聞こえると共に重傷を負った警官がやってきて物語は非日常へとなだれ込んでいく…はずですが、そのまま一軒家の中でグダグダ喧嘩しているだけなのがとてもつらい。ゾンビなんて金かからないんだしもっとドンドコ襲わせればいいのに全然来ない。
それに、登場人物が軒並みクソ野郎とヒス女ばっかしで助かってほしいと思える人物がまるで皆無ですからね。ガスのせいで性格悪くなってるんだと言われればそれまでですが、そんなこと言ったらもう根本的にダメな設定だろとしか言えない。かと言って面白い死に様を晒してくれる奴がいるわけでもないし、もう一体何を楽しめばいいのか…と頭を抱えてしまう作品でした。
「ナイト・ゼロ 人類終焉」(Amazon Prime Video)
 
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