「レッド・ランウェイ」 感想 60分の地獄

概要

原題:Red Runway

製作:2013年カナダ

配信:Adler & Associates Entertainment, Inc.

監督:ヤレット・ゲブレキダン

出演:テレス・アミー/アディアム・ハディッシュ・アスラット/スティーブ・バラン


冷酷なファッション業界で、落ちぶれたスター、レイチェルが10年ぶりに帰還する。彼女は誘惑と操作、復讐によって再び脚光を浴びようと決意していた。死体が次々と見つかる中、マックス刑事はレイチェルの復讐が全てを飲み込む前に真実を暴こうと急ぐ。

(↑Amazonより)


予告編

感想



ファッション業界を舞台になんかの陰謀によって起こる連続殺人事件を描いたっぽい感じのアマプラ謎映画。

レンタル200円。



いきなりですが、映画のランタイムは「80~90分間」がベストだと常々考えています。


それくらいなら多少つまらなくても我慢できるし、知らない作品でも気軽に鑑賞しやすいからです。また、よほど大金をかけた超大作でなければある程度無駄を削ぎ落してコンパクトにまとめた方が面白くなるはずだと思っています。無駄に長い映画は嫌いなんです。



それなら80分と言わず、もっと短くてもいいじゃないか? と思う人もいるでしょう。が、どういうわけか映画というものは80分より短くなればなるほどクソ映画が増えてくる法則があります。「77分」くらいならさほど問題はありませんが、「71分」とかになると相当怪しい。というより限りなく高い確率でそれはクソ映画です。



さらにそれが「60分台」に入ってくるともう目も当てられない。99.99%の確率で地獄を見る羽目になります。「今晩はあまり時間がないから、尺の短い映画で手っ取り早く楽しもう!」などという安易な考えで何度痛い目にあったことか。



そして本作のランタイムはちょうど「60分」となっております。



はい。

地獄を見てきました。



いや、一応あらすじはマトモそうだったし、予告編(アマプラの)でロケットランチャーをぶっ放しているシーンがあったので多少期待できるかも!?と思ったんですよ。



しかし、観ていても全く何も頭に入ってこない。

まず、映像に謎のアニメ風フィルターがかかっていて異常に見苦しい。youtubeの予告編はそんなことになってないのに、アマプラでは一体何を狙ってそんな変なフィルターをかけたのか。



それだけで真面目に観る気が失せてしまい、お話も何が何だか最初から最後までほとんど理解不能。ファッション業界を舞台にしているっぽいことはかろうじてわかるし、何やら殺人事件を捜査しているのも分かるが、その程度が限界。



こうなるとたった60分間のランタイムも恐ろしく長く感じます。マジでいつまで経っても終わらなくて怒りを覚えるほどです。クソ映画マニアの意地だけでどうにかこうにか耐え切りましたが。苦痛度だけなら今年一番の強敵だった。ネタになる面白味がほとんどないのが余計につらいところ。これじゃクソ映画仲間にもお勧めできないよ…。それでも一応見所を挙げるとすれば、日本語のラップが入るところと、最後にロケランをぶっ放すところですかね。




「レッド・ランウェイ」(Amazon Prime Video)




コメント