「ブレイクダウン・ワールド」 感想 バイクは自由の象徴か

概要

原題:Ride Hard:Live Free

製作:2020年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:トニー・メンドーサ

出演:レイニー・ローズ/R・A・ミハイロフ/デレク・ルッソ/フアン・エスピノサ/エミリオ・リベラ


20XX年、秩序は崩壊し、暴力が支配する世の中になっていた。そんな中、たったひとりで砂漠地帯を生き抜いてきた少女ザイラは、偶然見つけた廃バスで一夜を明かしていた。だが、そこに暴力的なバイカー軍団がやってくる。廃バスに立てこもるザイラだったが、彼女が銃を持っていると知ったバイカー軍団はそれを奪おうと攻撃してくる。


予告編

感想



今月からアマプラで配信開始の新作謎映画。

例によってレンタル299円。



荒廃した世界の砂漠地帯で野蛮な珍走団が暴れるってことでマッドマックスフォロワーかなと思われますが、実際のところ画面からはバイク愛が最も強く感じられ、バイオレンス的にはそれほどでもないです。



なんせ冒頭からかっこよく並んでバイクを駆る太ったおじさんたちがさまざまな角度からこれでもかと映し出され、とにかくバイクに乗るオレたちの勇姿を見せたいんだ!感があふれ出ております。映画というよりどっかのモーターサイクルクラブのプロモーションビデオか何かのような気がします。



内容的には一応廃バスに閉じこもる金髪少女とバイカー軍団の戦いがメインではありますが、いかんせん小綺麗で華奢な女の子が単独でマッチョ&デブ共相手に対抗できている時点でどうにも茶番臭い。



それと、あいにく私はバイクにはほとんど興味がないんですよね。乗ってみれば楽しいだろうなとは思うものの、荷物を積めないことや冬に乗れない不便さを考えるとバイクをメイン車両にはできないし、かと言って車と2台持ちするのはしんどい。多分一生乗ることはないでしょう。



たまにやたらブボボボでかい音で走り回ってるバイカーにはゲンナリさせられますしね。アレ乗ってる自分はうるささで発狂しないのかなあといつも不思議に思っています。

本作のバイカー軍団もブボボボ鳴らしながら廃バス置き場に着くと


「静かな場所だ 気に入った」


と不思議なことを言い出します。

ヘビースモーカーが「きれいな空気だ 気に入った」とか言ってるようなもんかな…

でもそうすると私が「面白い映画だ 気に入った」と言ってるようなものでもあるかもしれませんね。そんなら別にいいか。





「ブレイクダウン・ワールド」(Amazon Prime Video)



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