概要
原題:Crocodile Swarm
製作:2023イギリス
発売:ハーク
監督:タイラー・ジェームス
出演:エラ・スターバック/ローレン・スターク/ハワード・J・デイヴィー/ティアナン・ムラーン
金塊が眠る洞窟へと探検に行った妹カーラからの連絡が途絶えた。心配になった姉のサムは友人たちを引き連れカーラの捜索へ赴く。だが、その洞窟には巨大クロコダイルの群れが巣食っていた…
予告編
感想
「ドラッグ・ゲイター」以来なんと11か月ぶりとなる新作ワニ映画。
配信オンリーではなくしっかりDVDも出てるんですが、邦題がいくらなんでも安直すぎて昔のワニ映画と丸被りになってしまってます。別に「クロコダイル・スウォーム」でも良かったんじゃないかと思うんですが。
そしてitn印+スコット・チェンバース(スコット・ジェフリー)絡みのイギリス作品です。地味にワニ映画ってイギリス製が多いんですよ。
販売元のインターフィルム公式HPのキャスト欄を見ると、
サム役:エラ・スターバック
カーラ役:ローレン・スターク
マイク役:ハワード・J・デイヴィー 『ショックウェーブ 巨大地震』
モーガン役:ティアナン・ムラーン
リリィ役:リラ・ラッソ 『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』
ミンディ役:ココ・テイラー
母役:ジリアン・ブローデリック 『メリーおばさんのひつじ』
あの伝説的地震映画「ショックウェーブ巨大地震」の名前を見つけて笑ってしまいました。「あーあの映画に出ていた人ねー!」とうなずいた人がどれだけ存在したのか気になるところです。
それで内容の方ですが、ワニが巣食う洞窟で行方不明になった妹を助けに行ったら無数のワニ軍団に襲われてさあ大変というオーソドックスなもの。ジャケや宣伝文句で売りにするほどデカいワニでもありませんが、まあC級ワニ映画好きならそこそこ楽しめなくもない雰囲気は出ています。巣に連れて行かれて子ワニのエサにされたりとか、シチュエーション自体は結構好みでした。
ただ、ワニのCGが恐ろしくショボく、もしやフリー素材か?と見紛うシーンも散見されます。これは20年前に観ていたとしても苦笑い必至のクオリティ。デスロールを食らった人がゴム風船みたいにツルツルボヨンボヨンしてたり。なんせSFXもスコット・ジェフリー担当なので仕方ない。というかこの人そんなことも出来たんですね。
金塊が眠る洞窟なので、妹の捜索や脱出はさておいて金を探そうとするメンバーも出てきます。
「金の力には逆らえない」
実にごもっともなセリフですが、だからといってわざわざワニの群れの真ん中まで行ってから発煙筒を炊くシーンはさすがに意味不明でした。そもそも金塊がある設定もここぐらいでしか活かされてなかったような?
とはいえCGや脚本に目をつぶれば、そして「ショックウェーブ巨大地震」と比べれば、まだそれなりに真っ当なワニ映画ではあったかなと思います。
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