「SPELL第5章~正しい呪い~」 感想 人は正しく呪いましょう

概要

製作:2026年日本

配信:Tver

監督:寺西一浩

出演:寺西優真/泉ピン子


霊能者・馬飼野俊平(寺西優真)と、祖母・馬飼野京子(泉ピン子)のもとに、新たな怪異の相談が舞い込む。

人を裁くことが、いつしか“正義”になってしまった時代。

発端は、暴露系配信者・倉田レナ(羽音)の生配信中に起きた不可解な出来事だった。

画面の奥に映り込む黒い女の影。

そして残された言葉――「正しい人から、先にいなくなる」。

俊平は京子の力を借りながら調査を進めるうち、かつて料理研究家・倉田澄香(山﨑まな)の教室に通い、ネット上の誹謗中傷と謝罪要求に追い詰められ、命を落とした一人の女性・相沢真帆(大関れいか)の存在にたどり着く。

人を裁くことは、正義なのか。

それとも、新たな呪いなのか。

誰かを裁くためではなく、終わらせるために。

俊平と京子が、SNS時代に生まれた“正しさの呪い”に立ち向かう。

(Tverより)


予告はなかったので爆笑トーク映像(らしい)

感想



寺西監督のホラーサスペンスドラマシリーズ最新作。

まとめてではなく、Tverで毎週1話ずつ鑑賞しました。



これは寺西作品の中でも頭一つ抜けて淡い味付けの上級者向けドラマでした。タイトルもなんか…真面目に付けてるのか…? と疑いたくなる感じだし。



基本的に

寺西さんとピン子さん、

暴露系YouTuberとスタッフ、

料理研究家の先生とお子さん、

それぞれが部屋の中で神妙な顔をして座って静かにしゃべっているシーンのみで構成されています。ほぼ動きなし、屋外ロケなし。



怪異は一応起きますが、そうは言っても冒頭で軽く首を絞めてくるとか、パソコン画面に不穏なメッセージが浮かぶとか、ドアをノックしてくるとか、無視しても問題ない程度の現象。薄味すぎて常人が怖がったり面白がれる次元にはありません。



そして主演の寺西さんが何を言ってるのか分かりにくい。寺西さんの過去作はほとんど観てますが、ここまでセリフが聞き取りにくかったことは今までにないです。ここにきて演技力が著しく退化するとは思えないので、何かしらの原因でモチベが低下していたのではないかと推測しています。



それでも一応、「暴露系youtuberってクソだよね」という主張は感じ取れます。ただその暴露される悪行があまりに雑魚すぎて一体何でそんな深刻な空気になっているのか??と疑問しかない。なんせ



「料理研究家の作った料理を、弟子が勝手に自作のものと偽ってSNSに上げたらプチ炎上した」



っていうだけの事件ですよ。

そんなのを暴露されて、コメントで



「泣いて済むと思うなよ」



なんて叩かれてるんですよ。どんだけ厳しいネット民なのか。それはさすがに泣いたら済むのでは? 何なら泣く必要すらないのでは?? ここまでくると私が何か見間違えているのかなと思ってしまう。暴露系youtuberもネタでやっていたのではないのか。それなら少し面白いかもしれませんが。呪いの効果が微細だったのもそのせいですかね。「If」「東京ヌードル」のことを思えばその可能性も否定できない。



エンディングテーマは第4章と同じ曲ですが、相変わらずホラーとかミステリーにまるで合わない曲調で笑いを誘います。「あ〜祭りだ祭りだ」っていきなりテンション高いイントロなんで、毎回ヒキが台無しなんですよね。面白いのはそこぐらいですね。




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