「義理母」 感想 侵略オバタリアンの恐怖

概要

原題:Přišla v noci

製作:2023年チェコ

配信:Eurochannel

監督:トマーシュ・パヴリーシェク

出演:シモナ・ペコヴァ/アネット・ネスヴァドボヴァ/イジー・レンドル/ジュディット・ペハチェク


30代のカップルが、片方の母親を自宅に招き入れたとき、彼らは自分たちが一種の煉獄に足を踏み入れたことに全く気づいていなかった。平穏な生活は、ゆっくりと混沌とした惨状へと変貌していく。60代の身なりの良いヴァレリーは、エネルギッシュなディーバで、アパートの空間だけでなく、住人の心までも少しずつ支配していく。忍び寄る侵入が勢いを増すにつれ、確信は揺らぎ、プライバシーの境界線は破壊されていく。母親や義母は常に正しいのだろうか?彼女たちは私たちに善意を持っているのだろうか?そして、だからこそ彼女たちは最も恐ろしい怪物なのではないだろうか?

(Amazonより)

予告編

感想



若い夫婦が穏やかに暮らしていた家に突然夫の母親が転がり込んできて居座り、家庭が大崩壊するというチェコ版渡鬼的な胸糞ホームドラマ。

U-NEXT399P。



チェコの歴史的背景を踏まえたうえで見るべき映画なのかな…という気がしないでもない。チェコの知識がほとんど無い私には理解できないジョークがおそらくふんだんに入っているのでしょう。だがそれでもあえて見てみる。



事前連絡も何もなしでいきなりやってくる義理母バレリーの図々しさは異常極まりなく、早朝から掃除機かけたり風呂入ったりとまるで自宅のように我が物顔でとっ散らかしてリラックス。オバタリアンを超えた侵略オバタリアンの様相を呈します。本人がウザいだけならまだしも、わけのわからんジジイを何人も連れ込むくだりはひどい。あれもチェコの歴史になぞらえていたのか? 途中から息子がスペースインベーダーのTシャツを着ていたのは無言の抗議のつもりだったのか。



息子夫婦がいくらなんでも無抵抗でされるがまますぎるので、もうちょっとしっかり意思表示してくれないかなーというじれったさはありました。チェコの警察はそんなにも頼りないのか? だとしてもあのジジイ共はさすがにぶん殴っても良かったと思う。ただ夫の気が弱いだけなのか、チェコにそういう歴史があるからなのか。



欧州映画独特の冷たいムードとテンションの低さもあり、コメディと言いつつ笑えるシーンはあまりない。ただ、夫婦が寝室でいい雰囲気になってる時にいきなり乱入してきて


「私はオナラできる

しかもただのオナラじゃない」


などと言い出したのはちょっと面白かったです。一体どんな屁だったんだ。これも何かの暗喩なのか? 「私は人に迷惑をかけることができる しかも大迷惑をだ」みたいな開き直り宣言ですかね? 実際にそこでインパクトのある音色の屁をかましてくれればもっと笑えたんですがね。





「義理母」(Amazon Prime Video)


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