「キラー・ホエール」 感想 名誉サメ映画と認定

概要

原題:Killer Whale

製作:2026年オーストラリア・アメリカ・イギリス

配信:ハーク

監督:ジョー=アン・ブレッシン

出演:バージニア・ガードナー/メル・ジャーンソン/ミッチェル・ホープ


マディと親友のトリッシュは南国のリゾートで無人のラグーンを訪れるが、突如殺人シャチ・セトが現れ、楽園は一転して恐怖の海へ。逃げ場を失った2人は小島を目指すが、セトの執拗な追跡は止まらず、トリッシュはマディを守るために身を投げ出し…。

(U-NEXTより)

予告編

感想



東京国際サメ映画祭でなぜか上映されたというシャチ映画。

U-NEXT399P。



ここ最近観たサメ映画の中では圧倒的に一番真っ当な作品でした。クソサメ映画5連打を浴びた直後で感覚が狂いまくっていたので、ものすごいクオリティが高く見えた。いや、本作はサメ映画じゃないんだけども。



やってることは「FALL」+「ロスト・バケーション」なので実質サメ映画みたいなものではあります。名誉サメ映画とでも言うべきか。違うのは動物の扱いですね。サメを大事にする映画もなくはないけど基本的にサメは粗雑な扱いをされがちなのに対し、シャチは完全な悪役にはできない。シャチは賢く尊い生き物とされます。英名がKiller whaleであろうと。宣伝文句も”知性ある海の殺意”ときた。裏を返せばサメには知性が無いと…まあ、サメはあの知性も感情もなさそうな眼が魅力ですからね。



悪いのはあくまで襲われる人間の方。その点でいうと本作は悪い人間をむりやり作り出した感はありました。あの土壇場でなんであんな要らん告白をしてしまうのか。岩礁で二人きりなのにわざわざ気まずいムードにしなくてもいいのに。話すにしても生き延びてからにするか、そうでなければもういっそ墓場まで持ってけよと。そういう人間同士のイザコザはいいから純粋にモンパニ&サバイバルに集中してほしかったなとは思います。間が持たないのかな。



あと気になる点としては、水族館にいたはずのシャチがなんで海に出ていたのか全く分からないこと。細かいけど、基本はちゃんとしてる映画だけに細かいところが気になってしまう。まあZ級クソサメ映画5連打の直後でグロッキー状態だった私が何か見逃した可能性もありますが。



人間同士のイザコザを除けば真面目なサバイバル劇でおおむね楽しめますが、まともな出来だけに当たり障りなくマイルドでそんなに深く刺さった部分もなし。主人公がチェロ奏者ってことでエンドクレジットがチェロの曲なのが一番よかったなと思いました。





「キラー・ホエール」(Amazon Prime Video)



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