「おさるのベン」 感想 ハワイでうきうき人体崩壊

概要

原題:Primate

製作:2026年アメリカ

配給:東和ピクチャーズ

監督:ヨハネス・ロバーツ

出演:ジョニー・セコイヤ/トロイ・コッツァー/ジア・ハンター/ビクトリア・ワイアント/ジェシカ・アレクサンダー


ハワイの森にある豪邸に友人たちと一緒に里帰りしたルーシー。そこで待っていたのは父親や妹、ペットであるチンパンジーのベン。友人たちと共に楽しい休暇を過ごすはずだった。だがその夜、ベンが狂犬病に感染してしまう。


予告編

感想



その辺の若者たちを狂犬病に感染したチンパンジーが豪快に引きちぎる、非常にシンプルなアニマルパニック映画。邦題はだいぶふざけてますね。アマゾンで検索したら勝手に「おさるのジョージ」に替えられました。

劇場で猿映画を見た事が無いので初日からTOHOシネマズへ走ってきました。



本当に余計な人間ドラマもなければ社会的テーマのようなものも何もなく、ただただチンパンジーがウホウホ暴れるだけ。観ている間は適度なスリルと人体崩壊を味わえて楽しいが、見終わった後には全く何も残らない。愛するペットの変貌、という悲哀も「あれはもうベンじゃない」の一言でサクッと切り替え。まあ、あんまり悲しい思いはしたくないのでそれはそれでヨシ。



一般的にはあまり評価されない駄菓子みたいなタイプの作品かと思います。しかし、だからこそ良い。その分アニマルパニックとしての純度が高く、私は好きです。



とは言ったものの、尖ったところが少なすぎて特別語りたくなる部分もあんましない。狂犬病の動物は水を嫌がるのよ!ってことで主にプールが安全地帯として使われますが、そんなやつがプールのへりギリギリまで寄ってきてずっと待ってるのは変だと思うし、水をぶっかけてやればとりあえずどっか行ってくれるのでは?と思わなくもない。



チンパンジーといえば人体など簡単に破壊できる強靭な腕力を持っているわけで、その辺に手加減は無くスプラッター描写は相当のエグさ。鉢合わせたら一巻の終わりという緊張感は充分あります。



…が、主人公ルーシーだけはいくらボコられてもあまり効いてなくて「???」でした。明らかに致命傷を喰らったとしか思えないシーンが7~8回はあったような気がします。珍しく主人公が途中退場する映画なのか!?と一瞬驚かされるものの、何事もなく立ち上がる。主人公補正にしてもちょっとタフガイすぎないか。クライマックスの激闘を経た後はさすがに満身創痍で救急車に乗せられるんだろうな…と思ったら特にそんなこともなく。まあベンも狂犬病になったとはいえ元飼い主には手心を加えていたのだろうと思うことにしました。





「おさるのジョージ」(Amazon Prime Video)


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