「アンドロメダ 宇宙捜索」 感想 意識だけは銀河の果て

概要

原題:Andromeda

製作:2022年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ(多分)

監督:ブレット・ベントマン

出演:ティム・ルウェリン/トム・ゼンブロート/マイケル・ドゥーリー/ポール・T・テイラー


毎晩薬を飲み、浴槽でおぼれようとしていたエイデン。彼は幼い頃に亡くなったはずの父が意識転送装置を開発し、宇宙の果てで人類が移住可能な星を探していると知らされる。そして父がついに移住可能な惑星NB22を発見。だが、父親との通信はそこで途絶えてしまう。事態の解決に向け、エイデンもまた意識を宇宙に飛ばす。


予告編

感想



今年7本目のブレット・ベントマン監督作にして先月リリースされた「アンドロメダ 人類移住計画」の前作に当たる作品。年に7作も輸入された監督なんてほとんどいないでしょう。これはもう我が国で空前のベントマン・ブームが起きていると言っても過言ではない。



なのに、「ブルシャーク」シリーズと言い本シリーズと言い日本でのリリース順はいちいち逆にされてます。ややこしくてかなわん。配給会社がバラバラみたいなんでそのせいですかね。



「人類移住計画」と同様、基本的に誰も動かないでしゃべってるだけの眠たい映画です。たびたび入って来るカウンセラーとの会話は特に虚無的で、こっちの方が意識を銀河の果てに飛ばしたくなります。それでも一応こちらは1作目だけあって、いきなり2作目を観せられた時よりはまだ楽しめなくもない部類。この短期間に7本も見せられればさすがに慣れるか。ブレット・ベントマンのやりたかったことが何となく見えてきました。



主人公エイデンの父親は肉体が滅びた後も移住可能な星を探して宇宙の果てへ意識を飛ばしている。だが通信が途絶えたので、今度はエイデン自身が父を探して宇宙の果てに意識を飛ばす。…みたいな話だったはずです。



超絶低予算なので実際には大学の講義室みたいなところでVRゴーグルをつけて座っているだけですが、一応アンドロメダかどっかの星でエイリアンとのスペクタクルなドンパチ戦闘シーンもあるっちゃある。既視感ありまくりで有難みは薄いけど。続編を先に見てしまった弊害ですね。最後は戦いから逃げなかったエイデンが消息不明になって「to be continued…」。体はどこへ行ったんだっけ…。つくづくリリース順の逆転が悔やまれます。とはいえ本シリーズは現状5作目まで存在するらしいので、せっかく日本で巻き起こったベントマン・ブームの火を絶やさないように毎月リリースしてほしいかなと思いました。




「アンドロメダ 人類移住計画」(Amazon Prime Video)


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