「ビッグフット:陰謀」感想 UMAと食料交換

概要

原題:BIGFOOT:The Conspiracy

製作:2020年アメリカ

配信:クリス・シモエス

監督:クリス・シモエス

出演:クリス・シモエス


妻の両親が住むジョージアの原生林へやってきた元国境警備員のダンテ。義両親に会うと、近ごろ家畜や鹿がどんどん姿を消しており、周囲に何かがいるのではないかとの相談を受ける。ダンテはひとり原生林を調べに行くことに。だが、その件には政府の陰謀が深く絡んでいた…


予告編

感想




アマプラにはだいぶ前からあったっぽいのに、なぜか今頃おすすめに上がってきて気が付いたビッグフット映画。



ビッグフットはほとんど姿を現さず、それを取り巻く人間たちのイザコザをメインに描いているサスペンス仕様。陰謀周りのことは全然どうでもよすぎて面白くないのですが、主人公ダンテとビッグフットの地味な心の交流はちょっとだけ良かったです。



政府機関のエージェントたちが何だかよく分からん暗躍に励んでいる間、ダンテはひとりで黙々と原生林を探索。しかし生い茂る木々が日光を遮断しており、昼間だろうが夜間だろうが画面が暗くてほとんど見えないという惨状を呈しています。低予算映画なら仕方ないで済ませていいのか微妙なほど何も見えない時間が長い。場面によっては明るい時もあるのだが…



そんな中、ダンテはビッグフットを見つけるためにリンゴとかブリトーみたいな食べ物をその辺に置いておく。別に罠でもなく、撮影するために見張るでもなく、ただ置いておくだけ。それがなくなったところで本当にビッグフットが持っていったのか分からないのではないか?



しかし翌朝、ダンテのキャンプの前にはお礼の魚が置いてあるではないですか。どうやらそこには本当にビッグフットが存在するようです。しかも意外と義理堅い。ブリトーっぽい物は残してたけど、ブリトーじゃなかったのかなアレ。よく考えるとビッグフットにそんなもんあげるのも変だしな…冷めたらおいしくないだろうし…



とはいえ得体の知れないUMAから頂いた魚を食べるのもちょっと抵抗がありますよね。と思ったら見つけた次の瞬間、ダンテは無言で魚をソテーして速攻で喰らっていて笑いました。今まで様々なビッグフット映画を観てきたけど、ビッグフットと食料交換する映画は初めて観た。なかなかレアでいい感じの珍シーンです。



ただ、ビッグフットについてその辺の住民から聞き込みを重ねるビッグフットおたくの青年パートが単なる尺稼ぎでしかなかったのはよろしくない。77分しかないのに尺稼ぎしまくりですからね。どうせならダンテとビッグフットが何度も食料交換を繰り返すことで徐々に心の距離が近づいていく…って感じで稼げば良かったのではないか。



クライマックスは人間同士のドンパチでビッグフットとの戦闘など一切なくあまり盛り上がらない。とはいえドンパチ終了後にまたお礼の魚をもらってニッコリホッコリなエンディングは良かったです。ボーカルもドラムも超絶ド下手なエンディングテーマも味わい深くてまた良し。ダメ映画揃いのビッグフット物の中ではましな方の作品でした。




「ビッグフット:陰謀」(Amazon Prime Video)


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