「バイオレント・ネイチャー」 感想 クールなクモは?

概要

原題:In A Violent Nature

製作:2024年カナダ

配給:アルバトロス

監督:クリス・ナッシュ

出演:ライ・バレット/アンドレア・パヴロヴィック/キャメロン・ラブ/リース・プレスリー/リアム・レオーネ/ローレン=マリー・テイラー


森の殺人鬼があるきっかけで蘇り、遊びに来た若者たちを血祭りに上げてゆく。


予告編

感想



殺人鬼視点の実験的スラッシャー!

嘔吐者続出のグロ表現!

と話題性抜群だった作品。昨年の公開時は忙しくて観に行けず、今回ようやくU-NEXT399Pで鑑賞いたしました。



しかしこれは自分的にはかなり微妙でした。正直面白くはなかった。手垢まみれのジャンル映画に新しい切り口を!という意欲は確かに好感が持てます。が、いかんせんゆったり森を歩いているだけのシーンがあまりにも長い。不覚にもこれ実質「スペース・シャーク」とあまり変わらないのでは…とか思ってしまいました。いやスペシャがただの白湯だとすればこちらは淡いお吸い物とでも言うべき味わいではありますが。



サブジャンル的には「アンビエント・スラッシャー」と名付けられたようなので、それ系の音楽を好んで聴くような人であればリラクゼーション効果は期待できると思われます。となるとスペシャは「アンビエント・サメ出ない映画」かな。



本作の場合はただ静かなだけでなく合間にかなりエクストリームなスプラッター描写が入るので、刺激と静寂の極端な落差を味わうものとも言えそうです。話題のヨガキルには私も度肝を抜かれました。しかし終盤のおばさんの話があまりにも長すぎるのは参ったし、その後何もないのも戸惑いましたがね。



それより私にとって一番の問題点は…

森のロッジでくつろいでいた若者が女の子に


「クモを見たくない?

異様だけどクールなクモを見つけた」


と妙な誘い方をしており、

女の子も興味津々でついて行ったのに、

その件がそれっきりで終わったことです。


そんな会話を入れるならその異様でクールなクモを見せてくれよ!

一体どんなクモだったんだよ!!

それともただの暗喩だったのか!? 

「異様な捕食者も自然の一部」というテーマを表したセリフに過ぎないのか!?

でもそれならなおさらクモを映すべきでは?


…というのはまあ冗談ですが、今日はそんな風に思いました。




「バイオレント・ネイチャー」(Amazon Prime Video)


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