概要
原題:Abruptio
製作:2023年アメリカ
配給:プルーク
監督:エヴァン・マーロウ
出演:ジェームズ・マースターズ/クリストファー・マクドナルド/ハナ・メイ・リー/ジョーダン・ピール/ロバート・イングランド/シド・ヘイグ/ソーム・カピラ
冴えない中年男のレスは恋人に振られ、つまらない仕事にうんざりしていた。そんなある日、自分の首にリモート爆弾が埋め込まれていることに気が付く。そしてスマホに飛んでくる謎の指令をこなさなければそれが爆発すると知る。
予告編
感想
やたらリアルな質感の等身大パペット人形を使ったグチャドロスプラッター映画。
「未体験ゾーンの映画たち 2026」のU-NEXTオンライン上映1200pで鑑賞。
首に爆弾を埋め込まれた中年男が、謎の組織からの指令で残虐極まりない犯罪を次々とこなさなくてはいけなくなる。普通に実写でやっても結構インパクトのある内容だと思いますが、それが絶妙に気持ち悪い顔の人形で演じられていることで唯一無二と言ってもいい領域の怪作になってました。
スプラッター描写も人形ならいくら過激でもいいだろうと思ったようで、切断粉砕モツミソミンチと手加減抜きで胸糞グロい。いくら人形とはいえちょっと胸焼けしました。なんせ出てくる人形自体どいつもこいつも生々しくキモいし、話の展開もキモいし、もうとにかく何もかもがキモすぎる。嫌な気分になるものをビシバシ投げつけられている感覚というか。唯一、主人公の救いとなる優しいヒロインも顔は一番怖いという地獄。
爆弾を埋め込まれた人間が他にも出てきてどんどん事態がエスカレートしていき、ビジュアル的には強烈で目が離せないものの、そのせいでかえって「これどう考えても現実の出来事じゃないな、妄想かエイリアンの仕業かな…」とメタ的な意味で心配になってくるのは微妙でした。
それでもオチはまあ納得できなくもないし人形を使った意図が明かされる演出はすごくいいのですが、あれならいくらでも好き勝手できるよなあ…という意味ではやっぱり少しガッカリ。とはいえ相当尖りに尖った映像表現を楽しめる良い珍品でした。
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