概要
原題:Gnomercy
製作:2019年カナダ
配信:マーク・ホワイト そして コリン・ジェフリー
監督:マーク・ホワイト そして コリン・ジェフリー
出演:クリスティーナ・ロマン/ジョーダン・クラコワー/ソーニャ・ナグパル/カイル・エドモンドソン/ネイサン・ブーシェ/ダンカン・ミロイ/ミラナ・ハムード
どこかのアホが道端に落ちていたノーム人形にうっかり小便と白い粉をぶちまけてしまう。それによって(?)、ノーム人形は謎の殺人鬼として復活する。一方、その近くのコテージでは下ネタしかしゃべれない若者グループがひたすらハメを外しまくっていた…
予告編
感想
アマプラを漁っていたら発見してしまったカナダ製のZ級謎映画。
レンタル200円ですが、無茶苦茶すぎて無茶苦茶面白いのでクソ映画マニアはぜひ見ておくべきであると言っておきます。
内容はよくわからんノリで殺人鬼と化したガーデンノームがアホな若者やその辺の無関係な人々を襲撃していくというだけの至ってシンプルなもの。
中身はペラペラだし、主人公が誰なのかすらわからんし、映像ボケボケのガタガタだし、どこをとっても超激安Z級クオリティ。まあ出演者が皆楽しそうに見えるのでまあいいんじゃないでしょうか。スラッシャーホラーとしてはキルカウントが多めなのも良い。特にケツから釣り竿を貫通させられたやつが面白かったです。
本作最大の特徴は日本人視聴者に向けて監督が語りかけてくる字幕です。基本的にはよくある雑な自動翻訳なんですが、それだけでなく監督からの日本に対する愛にあふれたメッセージが随所に付け加えられているんです。
まずタイトルバック時の
「日本一のカナダのホラー映画!
日本を見てくれてありがとう!」
でもう大笑い。
言いたいことはわかるけど!
登場人物は四六時中ビールを飲みまくっているのですが、彼らはそれを「札幌」と呼んでいます。
例:「それが最後の札幌です」。
つまりカナダではサッポロビールがビールの代名詞となるほど広く普及していると考えられます。私は札幌市民なのにそんなこと全然知りませんでした。ちなみに頑張ってリスニングしてみたところ大体「ビール」でしたが本当に「サツ,ポロ」と言ってるっぽいシーンもありました。
作中で若者が江南スタイルのパロディ的なことをやるシーンがあり、そこでは
「江南スタイルは日本では人気がありません
お詫び申し上げます」
なんて謝罪文がわざわざ入ってきてビックリ。
このカナダ人、日本と韓国の区別がちゃんとついているだけでなくその文化的な事情についても理解がありすぎる。一体何者なんだ…
若者グループのうち女性カップルが密かに抜け出し、夜の森で致すシーンでは何もしゃべってないのに「日本人レズテクニック」なんて字幕が無駄に出てきてまたも笑。日本人なんてひとりも出演してないのに?監督の日本へのこの熱い感情は一体どこから来ているのか気になって仕方ない。
森の中でスマホの電波が通じないシーンでは、電波が弱い、日本のスマホならそんなことないのに!日本の電波があったらいいのに!などと日本アゲのセリフを連呼してくれます。基地局の電波はともかく日本製スマホは微妙だと思いますけどね。それでも日本製が良いというのだから本物です。
あと本作では敵味方問わず金的攻撃が多く、その際は
(つくね)
という謎字幕が何度も入り、執拗に笑いを誘います。
しかしこれは意図を読むのが難しい。その前に「豚(野郎)は鶏肉の味がする」というセリフがあったので、おそらくそれになぞらえて金的をつくねと言っているのだと思われます。知らんけど。
締めの言葉は
「ありがとう日本」
ここまで親日的なカナダ映画がかつてあっただろうか?
いや、ない!
これは確かに素晴らしい日本一のカナダのホラー映画でした。いや~面白かった。
↑せっかくだから1000円出して購入しましたよ!
「ノーム・マーシー」(Amazon Prime Video)

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