「美しすぎる姉妹」 感想 ビッチ vs ビッチ

概要

原題:Shades of Desire

製作:2023年イギリス

配信:AMGエンタテイメント

監督:ジャック・エアーズ

出演:リアン・ブラウン/フレディ・ホーガン/ダレル・グリッグス/メイ・ケリー/ダニエル・スコット


ストリップクラブで働くジェニファーは、マフィアに借りた金が返せずに困っていた。仕方なく、10年前に喧嘩別れした双子の妹オーブリーへ金の無心をしに行く。何とか真珠のネックレスをもらい、その夜は泊めてもらうことに。だが、翌朝からオーブリーは忽然と姿を消してしまう。これ幸いとばかりにオーブリーに成り代わってセレブ生活を満喫するジェニファーだったが、オーブリーも相当に乱れた生活を送っていたことに気が付く。


予告編

感想




あの一部好事家に大受けの超絶大ケッ作「ショックウェーブ 巨大地震」の監督によるサスペンス作品ということで観てみました。こちらは一応DVDも発売されている模様。ちなみにプロデユーサーは毎度おなじみスコット・ジェフリー。



ただ、これは「ショックウェーブ」とは大違いでかなりエロいです。普通にR-18クラスのエロシーンが尺稼ぎ代わりに流れまくり。クライマックスであろうと容赦なくどうでもいいエロシーンが入り、話の流れがいちいち止まります。



監督は元々その筋の人だったのか? エロの合間に会話シーンが入る…というかエロシーンと会話シーンしか存在しないも同然の薄い内容。画面に全然動きが無い。さすがにそれだけでは「ショックウェーブ」のような破滅的面白ネタは存在しようがなく、結果として地味でショボイだけのエロサスペンス映画となっております。



主役となる姉妹は双子という設定で一人二役。美人には違いありませんが、「美しすぎる」かどうかは人によって意見が分かれるところでしょう。というか、別に美しいかどうかはあまりストーリーに関係ないのでめちゃくちゃテキトーな邦題であると感じられます。サメ映画で例えるなら「デカすぎるサメ」みたいなノリの邦題ですかね。



物語は姉視点で進むのですが、この姉が途方もないドクズでビックリします。金に困って10年前に喧嘩別れした妹の家へと金の無心に行き、真珠のネックレスをもらったうえに家に泊めてもらうところまでは、まあやむを得ないとしましょう。しかし、その晩に客をとって部屋で大ハッスルするのはいくらなんでもいただけない。助けてくれた人の家で一体何をやっているのか。これには妹も大激怒の巻。



それでも何だかんだ追い出しまではしない妹は近年稀に見る人格者と言えそうです。が、そちらはそちらで色々あって急に失踪してしまう。姉も心配してないわけじゃないものの、「同じ顔だし、消えた妹に成りすませばセレブ生活とイケメン旦那をゲットだぜ!」と内心ウキウキ。もちろん借金返済などガンスルー。果たしてこのドクズはどうなってしまうのか!? いや、まあ別にどうなってもいいしそんなにひねりのあるオチでもないですが。




「美しすぎる姉妹」(Amazon Prime Video)



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