概要
原題:City Rush 4
製作:2025年ギリシャ・ドイツ・アメリカ・イギリス
配信:George Tounas Films
監督:George Tounas
出演:George Tounas/エリック・ロバーツ
Z組織の殺人ピエロを倒したエース。だが、相棒のアンドロイドがZ組織のゴーストに拉致されてしまう。さらに町では犯罪が急増し、Z組織がウイルスをばらまくみたいな騒動も起きていた。エースは新たな相棒ネアと共にZ組織のアジトに殴り込む。
予告編
感想
アマプラ謎Z級映画「シティ ラッシュ」シリーズ4作目。
今月初めに配信された時は495円という高値が付いてましたが、私がまごまごしている間に無料になっていました。ありがたいやら申し訳ないやら。
本作の尺は45分間となっていますが、例によってオープニングクレジットに3分半、エンドクレジットに10分強もの時が費やされております。いくらなんでも異様すぎる尺稼ぎ。これにより本編は実質的にたった30分ちょいしかありません。というか「1」「2」は本編10分くらいしかないのに堂々と金とってたんだし、別に最初から30分の作品として公開すればいいだけなのでは?と思うんですが。
そして冒頭はこれまた例によってエリック・ロバーツが主人公エースと電話するシーンからスタート。エリック・ロバーツの開口一番「そうだね。」(何が?)から始まり、「そうなんだ」で終わる。内容はZ組織がアンドロイドをプログラムし直して世界征服とかエースの命を狙っているという話。これは確かに「そうなんだ」という他ない。
相変わらずの謎字幕 (´・ω・`)
誰がどういう意図で入れてんだろ (´・ω・`)
エースの相棒ネアはアンドロイドで、敵方の女性メンバーも大体アンドロイドである模様。その女アンドロイド同士の戦いが案外面白い。小さいミスティックシールドみたいなもんを手から出してバチバチ妙な動きでしばき合うバトルシーンは好事家必見の珍妙さです。短すぎるのが難点ですがね。一方、エースの方は前作でやりあったカンフー使い?と再戦。今回もまたいい感じの後ろ回し蹴りを、前作よりも進歩したカメラワークで見せてもらえます。
しかし決着の付け方は腰砕けにもほどがある。Z組織のゴーストは自慢の謎キラキラウイルスをエースのお口に直接投げ込んで洗脳しようとしたものの、エースの人類を思う心に破られてしまう。絶望したゴーストは仲間を撃ち殺してさっくり自害してオワリ。風呂敷の畳み方が打ち切り漫画よりも速い。それでいてエンドクレジットに10分以上かける異様なテンポ。これでシリーズ通して見終えたわけですが、謎映画の魔窟アマプラ界においてもとりわけ異様なオーラを放つ謎映画でした。
↑どうでもいいけどこの異様な人数のプロデューサーは一体どういうことなのか?
実質30分しかないし、出演者は10人もいないし、金かかってそうなところなんて小さいミスティックシールドを出してるシーンくらいしかないんだけど…
スタッフ全員がプロデューサーです!って言いたいのかな。
しかし…モブ入れたとしても絶対こんなに出演者いなかったと思うんだけど。
「シティ ラッシュ4」(Amazon Prime Video)
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