概要
原題:The Tank
製作:2023年ニュージーランド
配信:「ホビッツベイ」上映委員会
監督:スコット・ウォーカー
出演:ルシアン・ブキャナン/マット・ウィーラン/ザラ・ナウスバウム
オレゴンでペットショップを営むベンとジュールズの夫妻は、亡くなった母から”ホビッツベイ”という海岸に建つ屋敷を相続する。幼い娘と犬を連れてそこへやってきた夫妻は、長年放置された屋敷ながらも美しい風景を楽しみ、意外な高値が付くことに驚く。だが、その屋敷の貯水タンクにはとんでもない怪物が眠っていた。
予告編
感想
このタイトルで『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン率いるWETA制作!と宣伝されると非常にファンタジーっぽい先入観を抱いてしまいますが、実際は全然そんな要素はなかった純粋なモンスターパニック。U-NEXTで1200ポイント使って鑑賞。
親から相続した田舎の家を訪れた核家族がそこに巣食う謎の両生類モンスターに襲われる。非常にオーソドックスというか古典的な筋書きです。海岸のロケーションと両生類モンスターの造形は素晴らしかったんですが、それ以外はどうもイマイチ。何かもったいない作品でした。
このジャンル的には、小さい娘を持つ若夫婦というキャラクター設定がまずあまり好ましくない。限りなく100%に近い確率で全員生還するのが目に見えており、緊張感がなくなってしまうからです。父親だけは自己犠牲的に死ぬパターンも時たまありますがね。
実際、ポッと出の不動産屋や保安官は速攻でモンスターに噛み殺されてしまうのに対し、娘っ子は襲われても無傷で巣穴に連れて行かれるだけという厚遇っぷり。この扱いの差は一体何なのか。ご都合主義という他ない。
というか殺され役がその不動産屋と保安官の2人だけというのもいかにも寂しい。尺は100分もあるのだから10人…とまではいかずともせめて5~6人くらいは最低限のノルマとして喰い散らかすところを見せていただきたいところです。そうすれば、娘っ子がモンスターにすぐ喰われなかったのもその前に喰いすぎてお腹いっぱいだったから…というエクスキューズが成立したというのに。
そういう見せ場なしに100分持たせようとするのはかなり厳しい。以前ここに住んでいた身内は一体どうなったのか!?という謎で引っ張ろうとされても、そんなん分かり切ってますしね。前述の2人がやられる場面も至極あっさりしているので、もしかしたら最初からファミリー向けに作られたモンパニなのかもしれませんが。
舞台は40年間放置された廃墟に近い屋敷の貯水タンクなんですが、水源は付近の泉ということでそんな汚そうな生水を普通に使おうとしているのは驚きでした。貯水タンク自体も汚そうですしね…それとも煮沸すれば問題は無いのか。
そんな貯水タンク内の攻防では「ディセント」とか「クロール 凶暴領域」を彷彿とさせる雰囲気が少しだけ出ていました。あのタンクの中におびただしい獣の骨とか人骨が散乱している描写でもあれば良かったかなあと。まあ、小さいお子様のいるご家庭で適度に怖がりたいと考えている向きにはちょうどいいモンスターホラー映画なのかなとは思います。
コメント
尼プラ謎のインド連続ドラマ「ザ・ヴィレッジ 呪われた村」
冒頭いきなりボカシもなくおっさんおばさんが槍で貫かれ刃物で斬られ、
的な事は、まあ無いでしょうね(グロがプレデターレベルでビックリした)
>2024年3月4日 3:01の匿名さん
ドラマは時間がかかりすぎるのでなかなか手が出せませんが、試しに冒頭だけ観てみました。
これは本当にプレデターっぽくてなかなか楽しそうですね笑
6話しかないみたいなのでひまを見つけて見てみようかな。
アマプラにはこんなインド製のわけわからんドラマまで存在するんですねえ。
「えぐいな、わりとヤベエゾ」になるので雰囲気は大体掴めました
オープニングも何かバイオハザードみたい
※ なお「一家3人…ああこれ」にはなります
(サムネでバレまくるここ書いときたかった本題)
今月はまだこれといった新作映画も流れてこないのでそれ見てみます。
サムネからはなるべく目をそらしつつ…
そういえばインド映画ってジャリカットゥしか見たことないから踊ってるインド人も見たことないなあ。