「デス・オルゴール 恐怖の旋律」 感想(ネタバレ) 掘って埋めるだけ

概要

原題:The Music Box

製作:2018年イタリア

発売:アマゾンプライムビデオ

監督:ジョン・リアル

出演:レイチェル・デイ/アントニオ・ルジャック/チェルル・ペッパー


姪ソフィと住む家を探すアナベル。紹介された物件は申し分なかったが、不気味な雰囲気の家だった。両親を亡くしたショックで失声症になったソフィとの関係に、医師の助けを得ながら生活が始まった。そんなある日、ソフィが庭に埋められていた木箱の中から、古びたオルゴールを発見する。

(↑アマゾン商品紹介より)


予告編

感想


さて、今日もアマゾンの謎ホラーを消化していかねば…

ということで、まずはこれを見てみました。



「キャプティブ 闇に生きた男」

暗い独房の中で25年も育てられた男が急に社会に解き放たれてしまうという話。ちょっと「オールド・ボーイ」っぽい設定でそこそこ面白そうに見えたんですが、なかなか意味不明でくそつまらない。30分で挫折しました。


で、次は




「デビルズ・フォレスト 悪の連鎖」

これを見ようとしたんですが、苦手なPOVなうえにZZ級レベルの激ショボオーラに耐えかね、わずか7分で挫折。誰が見んだよ、これ。

アマプラレベル高すぎるんだわ…。




で、次に選んだ本作「デス・オルゴール 恐怖の旋律」は上の2つよりはまだましだったので何とか最後まで観れました。が、これはこれで恐ろしいほどくそつまらない。インディーズとはいえこんなつまんねえ映画がこの世に存在していいのか?と思うぐらいつまらない。1時間20分ぐらいしかないはずだが12時間ぐらいあるように感じられるほど時空を歪めてくる。一体いつになったら終わってくれるんだよ、もう解放してくださいよと泣いて土下座したくなるほどの苦行でした。ちなみにこの3つ、全部「ITN distribution」印です。



ストーリーはもう途方もなくありがちで、ある一軒家に越してきた叔母と姪が庭に埋まっていたオルゴールを見つけ、掘り出してみると女の子の幽霊が現れ…ってやつで、オリジナリティの欠片もありません。インディーズで映画製作するからにはオレはこういうのが表現したいんだ!という情熱が少なからずあるはずだと思うんですが、どうしてこう無気力無感情なクソ映画が出来てしまうんでしょうか。イヤイヤ作らされたようにしか見えん。



これは一応ホラーだと思うんですが、恐怖描写は幼い女の子の霊が時々現れるだけだし、本編中で一切死人が出ることすらない。死のオルゴールと言いつつ誰も死なないホラーだなんて逆に斬新かもしれないけどさ…


姪はオルゴールに憑りつかれているし、女の子の霊を鎮めるにはどうしたらいいんだあと叔母は霊能力者を頼ったり前の持ち主を探したりしますが、結局のところオルゴールを元あった場所に埋めるだけで終了、メデタシメデタシです。今までのすったもんだは一体何だったのか。女の子の霊は何がしたかったのか。山場もひねりも何もなさすぎるんですよ。少しは視聴者の気持ちも考えてほしい…。



コメント