「ミッシング 少女の叫び」 感想(ネタバレあり) 無駄な叫びだったか

概要

原題:Restoration
製作:2016年アメリカ
発売:アマゾンプライムビデオ
監督:ザック・ウォード
出演:エミリー・オブライエン/ザック・ウォード/サラ・アン・シュルツ

郊外の古い一軒家に越してきたレベッカとトッド。改装作業中に古いクマのぬいぐるみを見つける。その中には、ケイティという少女の日記が隠されていた。そして彼らはその日から怪奇現象に悩まされるようになる。ケイティの身に何が起きたのか調査すると、そこには悪魔崇拝カルトの影があった。

予告編



感想


昨日は「エクソシズム・ライジング」というアマプラ配信作を観たのですが、あまりにもワケがわからなくてクソつまらなかったので途中でギブアップしてしまい、ブログ記事にもできませんでした。それだけでなくその前に観た「ブラック・ストーン 呪いの召喚石」も大概ひどかったし、そのまた前の「女子大生エヴァ」「プルーフ神の存在」も決して愉快な映画とは言えなかった。



↑問題の「エクソシズム・ライジング」
ジャケ絵はちょっと面白そうなんですがね。
途中までしか見てないけど、「デビルシャーク」級かそれ以上の腐臭を放つ逸品です。
我こそはというクソ映画マニアにぜひ挑戦してみて頂きたい。



…このアマプラ地獄巡り4連打によって私の心身には多大な負荷が重くのしかかり、血尿とか血便が噴出するほどのダメージの蓄積を感じているところです。やはりDVD化もされずに配信だけで済ませられるような映画は人体に良くない成分が多く含まれているのでしょう。もうアマプラ配信作をクリックするのが怖いんです。まだ他にも「ザ・ランペイジ」とか「ロストボーイ 死霊の館」とか「監禁ピエロ」とか見るからにヤバそうなのが色々残ってるけど、これ以上核地雷を踏みたくない。処理する自信が無い。

しかし、私のような人種が観なくて一体誰がこれらの配信作を観るというのか。我に艱難辛苦を与えたまえ。そんな義務感に駆られ、血反吐を吐くような思いで本作「ミッシング 少女の叫び」を鑑賞致しました。


…結論から言うと、本作は10点満点で3~4点程度には楽しめるホラー映画でした。いや~、助かった…。アマプラホラーでこのクオリティなら奇跡的なほどの大当たりです。

内容は、古い民家に越してきたレベッカとトッドという若い夫婦がそこで少女の霊に悩まされ、彼女に何があったのか調べるうちに子供を狙った悪魔崇拝カルトの存在を突き止めるが…という話。

テンポがかなり遅く、レベッカとトッドがイチャイチャしてるシーンとかお隣との晩餐会がやたら長かったりするという問題はありますが、まあ耐えられないほどではないです。少女ケイティの霊が無駄に驚かしたりしてくれますが、ケイティの霊がメインというよりは彼女を殺害した悪魔崇拝カルトの方が恐ろしい存在として描かれています。

だらけ気味の序盤中盤はともかく、クライマックスでの悪魔崇拝カルトとの戦いはかなり緊張感があって悪くない。丸ノコの投げ合いなど目新しい攻撃方法も見せてくれる。
…ただ、そこからのオチはなあ。ケイティの霊はなんでトッドたちを助けてくれなかったのか。せめて警告ぐらいするとか。じゃないと何のために化けて出たのかよく分からんではないですか。そんな納得いかなさも感じる結末でしたが、それでもプライムホラーの中では良い方なので会員の方は安心してご覧になってみてください。





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