概要
原題：Evangeline
製作：2013年カナダ
発売：アマゾンプライムビデオ
監督 カレン・ラム
主演 カット・デ・リエヴァ/リチャード・ハーモン/吉田真由美
女子大生のエヴァは、友人の誘いで参加したパーティでイケメンのマークと出会う。だがマークに誘われて森の小屋へ行くと薬を盛られ、ボコボコに痛めつけられ殺されてしまう。森の悪霊の力で復活したエヴァは復讐鬼として覚醒し、リベンジに赴くのだった。
予告編
感想
「女子大生エヴァ 覚醒」
って何なんですか、この無駄にインパクトありすぎる邦題は？
「女子大生」って強調する意味あるのか？
こんなもん配信されたら鑑賞せざるを得ないじゃないですか。
どこの配給会社の仕業か知らんが、いい仕事をしよる。
しかも、内容の方もかなりのインパクトがありました。
流れとしてはこんな感じです。
１．女子大生エヴァはマークというイケメンサイコ野郎に薬を盛られて森に連れ込まれ、殴る蹴るの暴行を受けて殺されたうえ捨てられる。
２．なぜか死んでいなかったエヴァは、森にキャンプに来た3人組の男に発見される。
３．友人たちはエヴァを行方不明者として捜索するが、当のエヴァはそのまま3人組と一緒にキャンプして魚の捌き方などを教わる。
４．だが3人組のうちの１人が急にエヴァを襲ってきたので逃げ出す。
５．森から逃げたエヴァはヒッチハイクで車を拾うが、ドライバーがたまたまサイコ殺人鬼だった。
６．サイコ殺人鬼に襲われ、女子大生エヴァ・覚醒。
出会う男ほとんどすべてに襲われる女子大生エヴァ。話の流れが不自然極まりなく、特に3番がおかしい。森の中で倒れていた女子大生エヴァを発見した3人組の男たちはなぜ警察を呼んだり病院へ連れて行ったりせずに一緒にキャンプして遊ぼうなんて流れになるのか？
その時の女子大生エヴァは既に森の悪霊（？）に乗っ取られていたせいで無傷だったとしても到底納得できない展開です。
しかもそのすぐ後にヒッチハイクした車に偶然サイコ殺人鬼が乗っていたってのも…もはやそういう輩を引き寄せていたとしか思えないんですが。
まあ全体的にセリフが少ないし、そういう細かいところはどうでもいいファンタジーなリベンジホラーなんだよということなのかもしれません。女子大生を襲うようなクズ野郎共はぶっ殺されるべきなんだよ！っていうのがやりたいだけなのかなと。覚醒した女子大生エヴァが男どもを襲いまくるゴアシーンはかなりエグかったので多分そういうことでしょう。
女子大生エヴァの友人役が吉田真由美さんという日本人の方なんですが、こういう超低予算作品に日本人が出てるのはすごく珍しいですね。どういうツテで出演したんでしょうか。その影響か、森の悪霊（？）の描写はジャパニーズホラーっぽい不気味さが出ていてなかなか悪くなかったです。映画の出来不出来はともかく、いろんな意味でインパクト抜群な怪作でした。
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