概要
原題:Asteroid
製作:2021年アメリカ
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督:ディラン・エイヴリー
出演:カイル・カーヴィン/マイリー・ローズ/マティー・ジョー・カウサート
都会での生活に嫌気が差し、妻と娘を連れて故郷のオニオンタへ帰ってきたスペンサー。だが、新しい家にはネット環境がなく、新しく引くことすらできないド田舎だった。それに不満をあらわにする娘。しかも、なんと巨大隕石がオニオンタへ接近中という報道があり…
予告編
感想
今月からアマプラで配信開始(299円)のディザスターパニック超大作…
…でもなかった。
いやもうこのタイトルとサムネ画像なら当然ディザスターパニック超大作だろなあと思うし、速攻レンタルせざるを得ないじゃないですか。が、いきなりのオシャレすぎる曲とオシャレすぎるフォントのOPクレジットで嫌な予感がしてきます。「これ、絶対隕石落ちてこないやつだ…」と。
「メガ・インパクト 巨大隕石落下」に続く、巨大隕石が落下しない系ディザスターパニック映画だった。なぜこういうのをディザスターパニック超大作みたいなタイトルとサムネ画像で売ろうとするのか。近頃ではサメが出ないサメ映画もめっきり少なくなったというのに。
とはいえ、本作は「隕石が迫る」という状況下でのゆるいコメディとなっており、その面ではそこそこ楽しめる出来でした。直径5mの隕石と聞いて、別に街から離れなくてもいいか…程度の危機感しか持たない人々が適当に右往左往する。確かに5mなら洞窟に隠れていればいいような気もする。
それでも隕石ドカーンの映像は欲しかったけど、「メガ・インパクト」と一緒にするのが失礼なくらいには面白かった。インターネットをインターネット店に買いに行くくだりとか。いくら僻地でも携帯が繋がるならインターネットのひとつくらい買えるだろ…と思ったら一応伏線だった。
舞台となる田舎町”オニオンタ”がタマネギみたいな名前なのと結構ブラックな田舎イジリネタを連発するので、てっきり「タマネギ村」みたいなノリの架空の町かと思ったら普通に実在していて驚きました。またひとつ謎映画で知識が増えてしまった。大都会のイメージしかないニューヨーク州と言っても、ごく一部の都市以外はド田舎であるという当たり前の事実を改めて認識させられました。世界の99.9%はド田舎。都会目線で物事を語ってはいけません。田舎目線こそ世界のスタンダードなのです。
そんなド田舎オニオンタに隕石が落下してくると判明したが、その対応がめんどくさくなった大統領はオニオンタをアメリカ合衆国から排除することを決定。もうアメリカじゃないので合法的に何もしなくてよい。ド田舎なんで別にいらんし。なんというコロンブスの卵的展開。限界集落レベルの田舎はインフラやら何やらが維持できなくてコスパ悪いから切り捨てようぜ!という都会者の心無い声を皮肉っているんだなと勝手に思うなどしました。
「アステロイド・インパクト」(Amazon Prime Video)
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