「ザ・レイジ」 感想 ムエタイ vs 手斧二刀流

概要

原題:惊天大营救

製作:2024年中国

配給:ファインフィルムズ

監督:チョン・スーイー

出演:トニー・ジャー/シン・ユー/イーソン・ハン/チャン・ドゥオイー


どこかの組織に妻と娘を殺されたバイ・アンはその首謀者が物流会社社長のハー・インハオだと突き止める。仇を仕留めるため罠を仕掛けるが、今度は別の組織にインハオを攫われてしまう。その背後には巨大麻薬組織の陰謀が渦巻いていた。バイ・アンはインハオのひとり娘ティンと手を組み、麻薬組織の中枢に迫っていく。


本編映像第二弾

感想



「ザ・レイド」のパチモンみたいな邦題を付けられたトニー・ジャーの新作アクション映画。今週は観たい映画が渋滞してるんですが「グッドボーイ」「タービュランス 絶海16000フィート」も札幌では上映してないので迷うことなく本作を観てきました。



この邦題も全くのデタラメではなく、確かにザ・レイドを彷彿とさせるアクションやキャラクターは多かったです。ハンマーガールみたいな女殺し屋とか、狭い廊下でマチェーテ持った男たちがワラワラ襲って来たりとか。でも中国映画なので良くも悪くもそこまでエグい描写はナシ。まあ珍しく子供が撃たれるシーンが何回かあるけど。



トニー・ジャーの映画も何だかんだ10本以上は観てますが、多分3~4番目くらいには良かったです。ここ10年では「ドラゴン×マッハ!」と同じくらい好きかな。



何気に監督が「シン・ジョーズ 最強生物の誕生」と同じ人でビックリ(名前表記は違うけど公式サイトにそう書いてある)。確かに中国産サメ映画ではベスト級の出来栄えだったとはいえ、ここまで出世するとは思いませんでした。



今回はトニー・ジャーが妻子の仇を探して突き止め、激闘の末に怒りのジャンピング肘撃ちをかます…って大筋はベタベタすぎる内容。今回は始まってから1分も経たないうちに妻子を失うシーンが入り、そこからもうずっと怒り狂ってるムエタイ人間凶器が拝めます。ジャーが肘や膝で人間を撲殺しまくる様を大スクリーンで観られることのなんと幸せなことか。こういうのは月イチくらいで公開されて欲しい。



ところでこの人いつも激怒してる気がするなあと思っていたら、今回は目的が一致したことで仇の娘と組むことになり、心温まる交流がなくもないという微妙に優しい展開に。まあジャーももう50歳なのでそういう時もありますよね。しかしいざ仇を見つけたらどうするのか?肘打ちは勘弁してやるのか?という心配が発生し、案の定その辺はぬるい感じで処理される。ストーリーは若干入り組んでいるけど邪魔にならない程度に普通。



ジャーが強いなのは当たり前として、それに見合う敵役がいないとこういう映画は面白くならないもんですが、その点本作は手斧二刀流でかかってくる女殺し屋が強すぎで最高でした。



コメント