「セカンド・アクト」 感想 ポール・マウント・アンダーソン

概要

原題:Le Deuxieme Acte

製作:2024年フランス

配信:Chi-Fou-Mi Productions-Arte France Cinema

監督:カンタン・デュピュー

出演:レア・セドゥ/ヴァンサン・ランドン/ルイ・ガレル/ラファエル・クナール


奇想天外な発想と唯一無二の世界観で映画界に疾風を巻き起こすフランスの鬼才、カンタン・デュピュー監督が、レア・セドゥ、ヴァンサン・ランドンを主演に迎えて描く、虚構と現実のはざまで4人の男女の思惑が交錯する内幕劇。フロランスは、熱愛する男性ダヴィッドを父ギヨームに紹介しようとしていた。一方でダヴィッドは、フロランスにまったく惹かれておらず、彼女を友人ウィリーに押し付けようとする。そんな4人が、辺ぴな場所にあるレストランで顔を合わせることになるのだが…。

(Amazonより)


予告編

感想



カンタン・デュピューの何だかよく分からない役者メタコメディ?映画。



画面に映っている人物が「自分は役者で映画の撮影中だ」と認識しているんです。が、そのわりにはどいつもこいつも演技に集中しておらず、何かというとすぐ素に戻ってケンカやマウント合戦を繰り広げる。演技と素をあまりに頻繁に行き来するもんだから、その境目が曖昧で認識しづらくなってくる。



そのマウント合戦は非常にゲスで面白いんですけどね。ひとりだけ高齢のギヨームがあのシネフィル御用達大監督ポール・アンダーソンからのオファーがあったと大喜び。意味深な顔で若い役者を「ちょっと話があるんだ…」とさそって喫煙所へ連れて行くと「実はポール・アンダーソンにな…」と自慢話が始まってしまう。



カネの話をするときも、それ以降ドル建てでするもんだから「ドルで話すなんてもうハリウッド気どりか!!」とキレられる。それでも何を言われても懲りずにポール・アンダーソン・マウントを取りまくるギヨームがとにかく滑稽で笑えました。手が震えてうまくワインを注げないエキストラウェイターよりもずっとおもしろい。



ただ私は「イベント・ホライゾン」とか「エイリアンVSプレデター」を撮ってる方のポール・アンダーソンしか観たことないんですけどね。心無い人はポール・ダメな方の・アンダーソンとか言ったりするそうですが、私はすごくいい監督だと思ってますよ。ポール・アンダーソン。




どうでもいいけどラストで長ーいドリーレールを延々を映すところでエンドクレジットを入れないのは元々ネトフリ映画だから?エンドクレジットをスキップされないようにあえてそうしたのか? そこまでしてレールを余すところなく見せたがるのが何となくカンタン・デュピューらしいなと思いました。




「セカンド・アクト」(Amazon Prime Video)



コメント