「地獄のサーファー」 感想 どうしてもサーフィンがしたいのに

 概要

原題:The Surfer

製作:2024年オーストラリア・アイルランド

配信:マイシアターD.D.

監督:ロルカン・フィネガン

出演:ニコラス・ケイジ/ジュリアン・マクマホン/ニック・カッシム/ミランダ・タプセル


男はかつてサーフィンを楽しんでいたビーチを久しぶりに訪れた。近くには思い出の家があり、何とかカネを工面して買い戻そうとしていた。男はとりあえず連れてきた息子と一緒にサーフィンを楽しもうとする。だが、なぜか異常に排他的な地元サーファー集団に拒絶され、執拗な嫌がらせをされてしまう。意地でもサーフィンをしたい男は駐車場に居座るが、嫌がらせはエスカレートしていき…


予告編

感想




昨年WOWOWでジャパンプレミア放送していた変な映画。ニコラス・ケイジがサーフィンしたいのにできなくて苦しむとか何とか。かなりの珍作オーラを放っていたので配信を楽しみにしていました。



するとこれは確かにニコラス・ケイジがサーフィンしたいのにやらせてもらえなくて苦しむ変な映画でした。オリジナリティは高くて素晴らしい。しかし、なんでこんなものを撮ろうと思ったのか全く分からない。それどころか伝えようとしているテーマもメッセージもよく分からない。けど、とりあえずサーフィンができなくて苦しむニコラス・ケイジの渋面はそれだけで面白いので楽しめました。



とはいえ、話が進むにつれてさすがにニコケイいじめの度が過ぎるのでは…? という気もしてくる。サーフィンさせないだけならともかく、夕食のピザを地面に捨てられるわ、水飲み場に猛犬(?)をつないで水を飲めないようにされるわ、スマホは充電させてくれないわ、サーフボードも靴もレクサスも盗まれるわと観ていて不愉快になるシーンが異様に満載。



いや、とりあえず一旦帰宅すればいいだろ!とは思いましたけどね。まさかレクサスに乗りながら自宅がないわけじゃないだろうし…。実はレクサスも息子もニコケイの妄想なのかと思ったら別にそんなこともなかったし…何なんだ。



その結果トイレや水溜まりの汚い水を飲んだり、ゴミ箱の残飯をあさったり、挙句の果てにはネズミを食おうとするなど、あまりにも悲惨なニコラス・ケイジを眺め続けることになる。今までニコラス・ケイジが酷い目に遭う映画はたくさん観てきたけど、ここまでかわいそうなのはさすがにはじめて。何このニコ虐。最後も別にスッキリするわけじゃないのでなんかモヤモヤは残ってしまいました。まあ私の心には消えない爪痕が残されたし、著しく様子がおかしい珍作を観ることが出来てよかったなあ…とは思います。





「地獄のサーファー」(Amazon Prime Video)


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