概要
原題:Dr. Jason II: Lights & Shadows
製作:2024年ギリシャ・ドイツ・アメリカ
配信:George Tounas Films
監督:George Tounas
出演:George Tounas
悪魔の同盟が反キリストの誕生への道を開こうとする。
(Amazonより)
予告編
感想
2022年にアマプラで公開された「ドクタージェイソン」の続編。
前作は精神科医?のドクター・ジェイソンが悪魔に憑りつかれて尿を飲むようになってしまった女性を救うため、地獄へ堕ちて悪魔ルシファーと対峙するという内容でした。これは一人で見ていてもいまいちで眠くて冷めた感想記事になってしまってるんですが、今回復習のために酒を飲みながら複数人で見てたら意外と楽しめてしまいました。
しかしそんな1作目も序章に過ぎなかった。
2作目の方が凄かった。
今回は悪魔ルシファーがドクタージェイソンの妻を誘拐し、悪魔の子を身ごもらせて反キリストへの道を開こうとする。果たしてドクタージェイソンは邪悪な陰謀から妻を救い出すことができるのか…
みたいな話でした。
ちなみに尺は62分しかなく、そのうち
オープニングクレジットが4分、
エンドクレジットが脅威の13分間
を占めているので本編は実質45分です。
それなのにベッドで寝ているだけのシーンを無駄に長々と映してたり、
明らかに大した用事のない人と電話してるシーンも長かったり、
よくわからん豊満な中年女性がひとりで発狂している様子を延々と映してたり、
そもそも前作も本作もドクター・ジェイソン自身はこれといって何もしてなかったりと、これまでのジョージ・トゥーナス作品の中でも特にエキサイティングで刺激的な内容となっています。
それだけでもたまらないのに、本作はどういうわけか字幕担当があまりにもふざけ倒しており、一応シリアスなはずの本編がえらく間の抜けた珍作と化しています。本編のツッコミどころと字幕の合わせ技の破壊力が高すぎて呼吸困難になるほど笑ってしまいました。
それがどんなものかというと、
例えば友人からテレビ電話がかかってくるシーン。
明らかにシリアスな顔で深刻な話をしそうな雰囲気なのに、
「ニック、これだけは聞いてくれ…
(´・ω・`)
って話がでてます。」
(´・ω・`)
って話
って何なんだよ!
どこから出てるんだよ!
もう一切意味が分かりませんが、そんな感じで
(´・ω・`)
この顔文字が多用されます。
ショボーンって言っちゃってるし!
こんなわけのわからんインディーズ映画を観る日本人なんているわけないだろ!という字幕担当者の心の声が聞こえてくるようです。
あと凄かったのが、
ルシファーのアジトへ帰還した仲間を出迎えた悪魔的オッサンがいきなり
「この美尻を見よ」
とか言いながら迫ってくるところです。
ショボーン連打だけでもやばいのに追い打ちが激しすぎる…
音声では何て言ってるのかよく聞き取れないんですが、本当に何の脈絡もなくそんなこと言ってるのか?
それともこれが悪魔流の挨拶なのか?
「ドクター・ジェイソンⅡ 光と影」(Amazon Prime Video)
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