概要
原題：SIN RETORNO
製作：2025年メキシコ？
配信：Filmhouse Pictures
監督：Byan Hurtado
出演：William Bailey, Helen Zepeda, Carlos Archila, Ronald Galvez, Katherine Alarcon, Eva Aldana
怪しげな夜の森へキャンプへやってきたカップルとその友人ひとり。たき火を囲んで楽しく歌っていたが、いきなり矢が飛んでくる。そこには得体の知れない殺人鬼たちが巣食っていたのだ…
予告編
そんなものは
ない
感想
アマプラ新着を漁っていて発見した新作謎映画。
あんまりにも謎すぎるので200円出してレンタルする人は誰もいないと考えられます。
私もこんなのに課金するのはどうかと思ったんですが、最近どうも「観る前から中身の予測がつく映画」に対してあまり興味が持てなくなってきてるんですよね。あまりにもジャンル映画を観すぎた弊害かもしれません。モンパニ系ならそれでも大体無条件でチェックするけど、可能な限りわけのわからないキワモノとかゲテモノを拝見したい。それも狙っていない天然物が好ましいところです。
その点で言うと、本作は結構惜しい。どこにもデータがないのでどこの国の映画なのかもよく分からんし、ほとんどお金のかかっていないZ級クオリティながら、内容的には極めてストレートなホラー映画でした。
夜の森でキャンプしていた若者3人を襲う殺人鬼の恐怖。たき火を囲んで歌ってるシーンがやたら長いとか、楽しかった時の過去回想がむやみに長いという欠点はあるものの、全体の尺が41分しかないのでそこまで退屈でもありません。
夜の森を徘徊する殺人鬼の気味悪さはなかなかのもの。その正体については何の言及もなく、主役と思われた若者グループも至極あっさりやられていく。非常に淡泊な展開ですが、荒い画質と森の暗さと相まって80年代の悪趣味ビデオ的な厭な雰囲気が感じられます。事前に想像していたほど悪くはない。200円分は充分楽しませてもらえました。
例によって字幕には著しく難があり、何を言っているのか全く意味不明な[＿]なる記号が頻出しますが、大した内容でもないためそこまで問題はありません。とはいえここまで読みにくい字幕だと脳が鑑賞を拒否してくるので画面を見つめるだけでも結構しんどいけど…
「戻ることはできない」（Amazon Prime Video）
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