「迷子の子供達」 感想 アレがいる森で

概要

原題:Les enfants perdus

製作:2023年ベルギー

配信:Michèle Jacob

監督:Michèle Jacob

出演:Lohen Van Houtte/Louis Litt Magis/Iris Mirzabekiantz


4人の兄弟達は人里離れた森に佇む家で目を覚まし、父親がいないことに気づく。家に帰ろうとするが出口のない森に潜む黒いモンスターに襲われてしまう。

(Amazonより)

予告編

感想



最近アマプラに追加されたベルギー産のホラー映画。

怒りくまさんの「絶句するほど驚くまさかの真相」とのコメントが気になって観てみました。



小規模な欧州映画らしく沈鬱で淡々としておりほとんど何の説明もなく、雰囲気で察しろ的な空気を感じる作品。淡々としすぎでちょっと退屈にはなりますが、その雰囲気自体は悪くないし結構なひねりもあり、クオリティは高い方だと思います。



両親がいなくなった、人里離れた森の家で生活する4人の子供。その時点でかなり不自然なのでこれは誰かの精神世界なのか、あるいは既に死んでいるのか、そのどちらかだろうなとは思いました。その子供達を脅かす謎の怪物のビジュアルが、モッサリした毛むくじゃらの身体にまん丸の目で、なんだか微笑ましい。何なら「ミスティック・フォレスト」のアレに似ている。






ホラーというよりはダークファンタジー的な雰囲気。

なので、こいつが実はそこまで悪者じゃないのでは?と考えながら眺めていたわけですが、そこの真相は微妙なライン。いや、悪者には違いないんだけどオードリーにとってはそうでなくあってほしい存在だったというか…



これ「ある家族の悲劇」として見ると過去に起こったこと自体はそこまで驚きの真相ではないんですが、それを解決するために使われていたギミックはダークファンタジーな雰囲気に似合わないトンデモ系ではありました。そこを淡泊に流して娯楽性を薄めるのがいかにも欧州映画だなあと。ボンヤリ眺めても分かりやすい刺激を得たい人ではなく、しっかり考察しながら集中して観られる人向きの作品ですね。間違いなく良い映画ではあるんですが、私はどちらかと言えば前者寄りなのでちょっと向いてなかったかなと感じました。




「迷子の子供達」(Amazon Prime Video)


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