概要
原題:Alien: Battlefield Earth
製作:2021年イギリス・アメリカ
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督:アンドリュー・ジョーンズ
出演:デレク・ネルソン/スコット・スカーロック
エリア51の調査に向かったゼータ・レチクル星のUFOがアメリカ空軍機に撃墜され、2体のエイリアンが捕虜となる人類史上前代未聞の事件が起こる。この事態にゼータ・レチクル星では、ヘイゴーを中心とした救出チームが結成されるが、アメリカは好戦的で…。
(↑U-NEXTより)
予告編
感想
などで一部のクソ映画マニアの間では有名なアンドリュー・ジョーンズ監督作品。
ここ2年くらい彼の新作が配信されてこないなあと思っていたら、昨年1月にお亡くなりになっていたようです。
これはビックリ。
ご冥福をお祈り申し上げます。
ということで本作が彼の遺作となるわけで、
さすがに少しはしんみりした気持ちで再生ボタンをクリックしたわけですが、
まあそれはそれとして、
恐ろしいほどのクソ映画です。
あの野郎…
最後の最後になんちゅうもんを残していきやがったんだ…
開始数秒であまりの衝撃的クソさに思考能力を奪われたため、ストーリーを全く何一つ把握しておりません。
ご了承ください。
…で、何がそんなにひどいのかと言いますと、
こともあろうに本作はあの度し難い超絶クソ映画
の素材をそのまんま使い回しているのです。
こいつとか、
こいつとか
予告編サムネのやつとか、他にも色々そのまんま出てきます。
そのまんまです。
ビッグフットはさすがにいないけども。
「ビッグフットVS~」シリーズを見て思った通り、これはゼロから作ったCGではなくどこからか調達したものということが証明されました。まあBCフォーチューンがアンドリュー・ジョーンズに有料で使用権を渡した可能性もなくはないけど。製作年度が同じなんだよなあ…。一体どういうつながりなんだ。
これに限らず全体的によそから頂いてきた資料映像っぽいものや、恐ろしくチープなCG映像のツギハギで目眩がしてきます。それ以外の実写部分はアメリカの要人(設定上は)によるオンライン会議とかホームレスの説教臭い演説とかで構成されており、非常にお手軽で極めて金のかかってなさそうな雰囲気。
脚本もクレジット上はアンドリュー・ジョーンズ監督が兼任しているものの、AIに丸投げしたんだろうなと疑いたくなるクオリティ。いや、2021年にはまだChatGPTは公開されてなかったかな…じゃあやはり監督が書いたのか…。
遺作なのに褒める要素が見つからなくて申し訳ございません。
普通の人は399ポイント使ってこんなの見せられたら激怒か失神する以外ないですけどね。
まあ、これが彼の遺作とはいえまだ日本では未配信の過去作もあるようです。
中でも
「テッド・バンディVSゲイリー・リッジウェイ 最狂シリアルキラー対決」
は非常に気になりますので、配信を楽しみに待ちたいと思います。
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