「チェンジリング・シークレット」 感想 声だけで目立つ義妹

概要

原題:Her Son's Secret/The Wrong Son

製作:2018年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:ニック・エヴァハート

出演:オリヴィア・ダボ/デヴィッド・ガレリク/ダン・アンボイヤー


家族で出かけた海辺で、8歳の次男マットが行方不明になってしまう。10年後、さらに夫を交通事故で亡くしたサラだったが、仕事は順調で長男もめでたく結婚。だが、そこに実は生存していたマットが現れる。彼は今まで記憶を失っていたというが…


予告編

感想



今日もまたアマプラサスペンス劇場。

例によってセレブな白人女性(未亡人)が主人公。

どこまでもブレる気配のないReelOne。



幼い頃に失踪してしまった次男マットが帰ってきた。本物だと信じたいのはやまやまだが、帰ってきたタイミングが夫の死亡直後で、これから遺産相続しようという時。こいつぁ疑わしいんじゃねえのか…という話。



何だかんだ様式美と言っても過言ではないいつも通りの流れですが、ReelOneの中ではぼちぼち良い方かな?と思える出来栄え。エンディングがよくあるアッサリ仕様ではなく、そこそこ情緒があり感動を誘う締め方になっているのが良いです。その代わりエンドクレジットの音楽は妙にドコドコと緊迫していて余韻がぶっ壊れてますが。なんかの使い回しかな?

それ以外はマンネリすぎて大して語るポイントもございません。



いつも不思議なんですが、同じReelOneでも本作のように何十件もアマゾンレビューが付きまくるのもあれば、1件もつかずに放置されてる奴もあるわけですが、その差は一体何なんでしょうね。ReelOneの作品はどれも大して変わらないと思うんですが。



最後に忘れてはいけないポイントとして、本作には吹き替え版が存在します。これがなかなかのクオリティで、特に主人公サラの義理の妹は50歳くらいのたるんだ中年女性にも関わらずアニメの萌えキャラのような甲高い声で思わず魅了されてしまいます。別にいてもいなくてもいいような人物なのに声だけで一番目立っている。序盤でめちゃくちゃ雑に殺されてしまったのが惜しまれます。


というか、序盤で殺されたわりに警察も含めてその後全然誰も気が付いてくれないっていうのが不憫で仕方なかったです。



「チェンジリング・シークレット」(Amazon Prime Video)


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