「シャーキュラ 吸血鮫」 感想 ポロニアは進化する

概要

原題:SHARKULA

製作:2022年アメリカ

発売:コンマビジョン

監督:マーク・ポロニア

出演:ジェフ・カーケンドール/カイル・ラパポート/ジェームズ・ケリー/ティム・ハッチ/ジェイミー・モルガン/タイタス・ヒムルバーガー/ナタリー・ヒムルバーガー/ヨーリー・カナレス


数百年の昔、海へと追いやられたドラキュラ伯爵は自身の呪われし力をホホジロザメに譲り渡し、サメへの忠誠を誓った。そして時は現代。観光業で栄えるとある海辺の田舎町に出稼ぎにやってきたアーサーとジョンだったが、夜な夜な町の人々は奇妙な儀式を繰り返し、観光客の行方不明者が続出していた。それもそのはず、ここは吸血鮫<シャーキュラ>と吸血鬼のカルト集団に支配された地獄のような場所だったのだ。果たしてアーサーとジョンは無事この町を脱出することができるのか?

(↑コンマビジョンHPより)

予告編

感想





”ペンシルバニアのスピルバーグ”ことマーク・ポロニア大先生の新作クソサメ映画。

今回もしっかり出資してTシャツをもらい、エンドクレジットにも名前を載せてもらっています。



それにしても、ポロニア大先生にいつの間にそんなかっこいい二つ名が…

個人的には「クソ映画の帝王」の方がいいんじゃないかと思ってるんですけどね。宣伝する側がそれは言いにくいかな。



ジャケットデザインも煽り文句も実に秀逸、もはや中身よりそっちの方に価値を感じます。ただジャケ絵の下の部分は明らかに「フランケンジョーズ」のコピペだけど大丈夫なんですかね。まあサメ映画のジャケ絵なんてフリー素材みたいなもんだから別にいいか。



内容の方は、端的に言ってクソの極みです。

やっぱポロニア大先生はすげえや…格が違いすぎる…

サブスク流行りで大量の配信謎映画が粗製乱造されまくる中、「本物のクソ映画とはこういうものだ!」ということを思い出させてくれる素晴らしいクソっぷりに感動を禁じ得ない。



まず、映像が凄まじくひどい。

一応映画なのに画面内に何か少しでも動くものが映るとなぜか残像が発生しまくりのブレブレ状態になってしまう。一体どんなプアーな機材を使えばこれほど乱雑な映像を撮れてしまうのかさっぱり分かりません。これはもしかするとあの伝説のソアヌツシツィアオクよりも劣悪な映像なのではないか。さすがにわざとだと思いたい。ポロニア先生の過去作でもここまでひどくはなかったことを思うと、ソアヌツシツィアオクを観たポロニア先生が無駄に対抗心を燃やしたのではないかとも考えられます。クソ映画マニアを驚かせるクソ映画を作るために、品質を落とす努力に余念がない。さすがクソ映画の帝王マーク・ポロニアと唸らざるを得ない。



…まあ、もしかしたらうちのDVDプレイヤーが正常に再生することを拒否しているだけという可能性もありますがね。もしくはウイルスでも仕込まれているのかもしれません。



ストーリーの方はソアヌツシツィアオクAVJに比べるとまだ理解可能っぽい雰囲気がなくもないので、おそらくですがまあまあましな方と言えなくもないでしょう。どっちにしろ全然頭に入ってこないのでどっちでもいいし71分が710分に感じる程度には苦痛の極みですが。半端なクソ映画マニアが手を出すと脳細胞に不可逆的損傷を負う羽目になりますのでご注意ください。



肝心の「空も飛べるはず(飛ぶとは言ってない)」吸血鮫シャーキュラですが、こちらは「シャーケンシュタイン」(旧フランケンジョーズ)を少し劣化させて出番を削ったような感じとなっております。つまりシャーケンシュタインよりもさらにひどい。とてもじゃないが正気とは思えません。ただ、これはクソ映画的にはむしろ進化したと見るべきかと思われます。ポロニア先生の強みは何と言っても「常軌を逸したクソさ」、これに尽きます。自らのストロングポイントをより強化してきたのは称賛すべきでしょう。



唯一素直にいいなと思えたのはテーマ曲ですね。


シャ~キュラ~♪

シャ~キュラ~♪


常軌を逸したクソを彩る、気の抜けた歌声とメロディ。

これぞマーク・ポロニア節…

クソ映画マニアの脳に消えない爪痕を残す男…

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