「エイリアンVSジョーズ」 感想 第三種サメ接近遭遇

概要

原題:Shark Encounters Of The Third Kind

製作:2020年アメリカ

発売:コンマビジョン

監督:マーク・ポロニア

出演:ジェニー・ルッソ/ティトゥス・ヒムルバーガー/キャサリン・スー・ヤング/ジェフ・カーケンドール/ナタリー・ヒムルバーガー/ティム・ハッチ/スティーブ・ディアスパラ/ケイト・ファーバー/ヨリエ・カナレス/ニコラス・オルソン/クリストファー・ビーコン/トッド・カーペンター/デイブ・ファイフ/ワイアット・ウッド/マーク・ポロニア


アメリカのとあるビーチで人間の死体が発見される。当初はサメに襲われたと思われていたが、検死の結果、死因は焼死である事が判明する。実は被害者は宇宙人に殺害されていたのだ。本格的な地球侵略を開始した宇宙人はマインドコントロールでサメを操り、町の人々は次々と犠牲になっていく。前門の宇宙人、後門のサメ!史上最大の危機を人類は乗り越えられるのか—。

(↑コンマビジョンHPより)


予告編

感想






Z級映画界の帝王マーク・ポロニア監督の新作クソサメ映画。

かつてないほどのヤケクソ感が漂うデンジャラスなジャケ絵と煽り文句ですなあ。もともとポロニアもコンマビジョンも存在自体がヤケクソじみているので両者が悪魔合体するともう半端なく禍々しいオーラが出ているように感じられます。DVDを枕の下に入れて寝ると脳がジャガイモか何かに変質しそうなぐらいです。



「もう結果だけ教えろ!」

「人類は蚊帳の外!」

「サメ映画、もうめちゃくちゃ」



「もう結果だけ教えろ!」とのことなのでここにその結果を記したいのは山々なのですが、やはりエイリアンVSジョーズの結果は本作にカネを出して最後まで鑑賞しきるというとてつもない大偉業を成し遂げた猛者だけに知る権利があるのではないかと考えられます。



何と言っても本作、歴代のマーク・ポロニア監督作の中でも特にえぐい出来栄え。端的に言うと予想を超えてあまりにもクソすぎます。並大抵のクソ野郎ではここまで常軌を逸したクソ映画をひねり出すことなど到底できますまい。ホームビデオ並みのチープすぎる映像はいつも通りですが、内容がとにかく不親切。



チープすぎる被り物のエイリアンや円盤。みんなでランラン・ランドシャークなサメ。過去のポロニア映画に出ていたオッサン方やポロニア本人演じる名前も分からない人間ども。かわいいノラネコやカモメたち。登場人物がむやみに多く、誰が何を目的にどうダラダラしてるのか理解不能なモニャモニャっぷりは半端なクソ映画マニアの脳を破壊するにあまりある破滅的高威力です。何のために出てきたのかわからん奴が結構いる。尺は1時間15分しかないはずですが下手すると1年間ぐらいあるように感じられ、もはや精神と時のクソ映画と言っても過言ではありません。



そもそもこれ、エイリアンとジョーズが戦ってすらいないんですよね。原題は「Shark Encounters Of The Third Kind」なので「第三種サメ接近遭遇」とでも訳すべきか。



とはいえ最後の最後、誇張でも何でもなく0.1秒だけエイリアンとジョーズが激突するシーンがあるにはある。本作の見どころはこの0.1秒だけです。せっかくそこまで耐えても、まばたきして見逃してしまった気の毒な人もいるかもしれません。この0.1秒を見逃さずこの邦題と売り方を考えた人の悪魔的知能には本当に感心します。このクソサメホームビデオを売るためにはどうすればいいのか、コンマビジョンの道徳的冒険心が最大限発揮された見事なプロモーションだったと言えるでしょう。



しかし本作はその辺も込みのイベント的アトラクションのようなものと考えれば、まったく腹も立ちません。むしろこれほど途方もないクソ映画の迷宮を彷徨わされるという未曽有の経験をさせてもらえて感謝の至りであります。マーク・ポロニアとコンマビジョンの未来に栄光あれとお祈り申し上げておきます。

コメント

スコーン さんの投稿…
はじめまして。
ポロニア先生を敬愛しており、この映画のレビューを検索してこちらにたどり着きました。
私も札幌在住でクソ映画大好きです。
とても面白いレビューでした(^^)
先日この映画拝見しましたが
1回目は最後の0.1の戦いを見逃したのか全く結果が分からず
2回見てようやく戦ってたんかー!となりました 笑
これからも参考にさせて頂きますね。
セミマゲドンのTシャツ着ている方を見かけたら声をかけさせてもらいますね。
岩石入道 さんの投稿…
>スコーンさん

これはどうもはじめまして、コメントありがとうございます。
おお、札幌の方ですか! 地元のポロニアファンに訪問して頂けたとはうれしいですね。
セミマゲドンTシャツは夏しか着てませんが、春と秋はサメデター・パーカーを着て徘徊していると思いますので。

この映画、結果結果と煽ってるのにクライマックスの0.1秒を見逃すと勝敗すら分からなくなる点で最高にクソですよね。実は私も1回目は視認できてなくて、でも勝者が人類に語り掛けてるようなエンディングだったので巻き戻してみてようやく判定できましたよ。

スコーン さんの投稿…
お返事ありがとうございます。
サメデターパーカーですね 笑
黒鮫パーカーかっこいいですねー!
西区はお隣の区なので本当にお見かけすることがあるかもしれません(^^)
岩石さんの年表記事読ませて頂きましたが世代も近い気がしました。
札幌に岩石さんのようなマニアいてくれて心強いです。
ちょくちょく読ませて頂きますね\(^^)/
岩石入道 さんの投稿…
>スコーンさん

手稲区か中央区ですか…外よりスーパーとかで見つかってしまうかもしれませんね。
サメデターパーカー、黒が出る前に注文しちゃったから白なんですよねえ。
これ買った札幌市民、他にいるのかな…
コンマビジョンは来年2月にもクソサメ映画を出すそうなので、そこでまたシャツとかパーカーを買ってしまうかもしれません。全く商魂たくましい会社ですよ。
スコーン さんの投稿…
岩石さん!デビルシャークをたった今観終わりました!
凄く好きでした。爆笑してしまいました 笑
いやーこれはクソ映画の名に恥じぬクソ映画ですね。
99.9%ここいる?のシーン、クソ映画必須の日光浴、からの盗撮&写真確認、遊園地の無言シーン
神父の悪魔召喚、極めつけに空から鮫が!そしてエンドロールの後CパートDパート。
奇跡的なクソ映画 笑
これだからクソ映画は止められません。
岩石入道 さんの投稿…
>スコーンさん

デビシャをそんなに楽しめてしまうとは素晴らしい…。なんかアレ妙に悪魔カルト的な信仰を集めてるんですよね。DVDの写真集とかいう意味不明なグッズが出てるわ、竹書房版の権利が切れたら今度はコンマビジョンがリニューアル新訳で再発売予定だわと。フランケンジョーズとセットでTシャツも出てましたね。私はさすがに買いませんでしたが。クソ映画も極めれば人を魅了する好例ですな。
さらに、それに監督が気を良くしたのか知りませんが続編を製作中という恐ろしい噂もありますよ…
スコーン さんの投稿…
あ、もしかして…
Twitterで呟かれていたのはこの映画のレビューだったりします?
私もフィルマークスやっていて気になったもので。
今この映画のレビュー読んでいたらなんとなく既視感があるものがあってあれ…となりました。
違っていたらごめんなさい。
このコメントは反映しなくて大丈夫です!お返事もいりません。
岩石さんを応援してます。
私は最近シックスヘッドジョーズ、電脳鮫、ビッグクラブパニックを観てクソ映画を楽しんでおります(^^)
岩石入道 さんの投稿…
>スコーンさん

反映不要とのことでしたが返事したかったので承認しちゃいました。もしまずかったら削除するのでその旨メールください。

ありがとうございます。ご推察の通りです。ただAVJだけなら別に愚痴るほどでもないんですが、「パペットキラー」とか「えっ?サメ男」などはもっと似てまして。探せば他にもあるかもしれません。こう繰り返されてるとこっちがコピーコンテンツ扱いされそうな気がしてちょっと嫌なんですよね。
スコーン さんの投稿…
見てきました。ほんとですね…
偶然にしては似てるし、違うと言われれば違うんですけどこれは気になりますよね。
私の方は全然大丈夫なのですが、皆様が見られるコメントなので岩石さんにご迷惑がかからなければ良いなと。
このコメントの反映もお任せします(^^)
「え?サメ男」は今一番観たいクソ映画なのですが
このためだけにプレミアムには加入出来ませんでした 笑
あ、昨日少し揺れましたよね。寒くなってきましたのでご自愛くださいね。
岩石入道 さんの投稿…
>スコーンさん

ありがとうございます。札幌は地震怖いです…。今年は暖冬だといいですね。

そうですね、この件は微妙な話題なんで何かあったらこのコメントは後で削除するかもしれません。
えっ?サメ男は最高に面白い一押しのクソサメホームビデオなんですが、現状視聴不可能な幻のクソサメホームビデオと化してるのが惜しいところです。