概要
原題:SANT MARTI
製作:2018年スペイン
発売:プルーク
監督:ダビド・C・ルイス、アルベルト・バレンシア
出演:ギリェム・フェルナンデス・バルス/アンナ・フェラン/オルガ・ベルナルド/ダビド・エスタニ/ラウル・トルトサ
男女4人を乗せ、ロックフェスに向かっていた車が山奥で故障。運よく通りかかった男に案内されたのは、地図にも載っていない小さな村だった。親切な村の宿へ泊まることにするが、それは戦慄の一夜の始まりだった…。
(↑ゲオHPより)
予告編
感想
フェスへ参加しようと車を走らせていた若者たちがド田舎のおかしな村へ迷い込み、狂った村人たちに襲われる話。スペイン産ですが内容はどこをとっても死ぬほどありがちな要素ばかりです。この映画ならでは!というセールスポイント、個性が何もない。豚の首なんて当然出ないっていうかほぼ関係ないし。
犬鳴村に便乗してプルークさんが出した「風鳴村」はそこそこ楽しめたので「牛首村」に便乗した本作もそれなりに面白いかもしれんと思ってレンタルしてみたんですが、これは大ハズレもいいとこでした。全然金のない人たちがすごく頑張って作ったのかなあ…とは思うものの。
まず、尺が79分しかないのに開始40分経っても全然何も起こらないのがいただけない。主役の若者グループもマトモなのは一人だけであとは頭とか色々緩くて田舎者をバカにしているゴミクズばかり。フェスに参加する歌手のマネージャーがドラゴンボールのブルマが好きだのなんだのとどうしようもない無意味な会話を延々見せられるのが結構苦痛です。まあクソ映画マニア的にはとりあえず理解できる会話をしてくれているだけマシな方だとも言えますが。
そんなつらい前半を乗り越えても、肝心の村人たちによる若者グループ惨殺もあんまり盛り上がらないから困る。盲目のおじいちゃんがターゲットを間違えて身内を射殺しまくっていたのは唯一笑えたシーンかな。
それ以外でも一応グロはそれなりに頑張っている感はあるんですよね。村長がゲスな顔して「この村じゃ昔は豚で稼いでたけど、今はおまえらのような迷い込んだアホ共の臓器売買で食ってるんだぜぐへへ」みたいな話をしながら歌手の内臓を抜き取るシーンはぼちぼち悪くないし。まあ悪くないと言ってもせいぜい「ハングリー湖畔の謝肉祭」と同じくらいではありますがね。ただ、あれは腐っても劇場公開作なので本作にも劇場公開する価値が無いとはいえないかもしれません。いや、ないか。
コメント
ぐらいで助かったかなあ、からの男が後頭部一撃食らうわけですが、
ただの針金巻いたバット(属性:打撃)を頭の固定もせず、
後頭部から口まで貫いちゃうぜ、という謎の貫通力には失笑しました
2年前に観た映画なのでそこまで覚えてませんが、B級ホラーでは非常によくあることです笑