「ネバーランド・ナイトメア」 感想 ピクシーダスト・ジャンキー

概要

原題:PETER PAN'S NEVERLAND NIGHTMARE

製作:2025年イギリス

配給:ライツキューブ

監督:スコット・チェンバース

出演:ミーガン・プラシート/マーティン・ポートロック


大学生のウェンディは、婚約者とロンドンでの新生活を計画し浮かれていた。だが、その隙に弟マイケルが何者かに誘拐されてしまう。犯人はピーター・パンを名乗り、子供達を”ネバーランドに連れて行く”と言って誘拐し監禁する凶悪なサイコ殺人鬼だった…


予告編

感想



毎度おなじみスコット・チェンバース(ジェフリー)監督&itnによる新作パブリック・ドメインホラーにしてプーニバース作品のひとつ。

昨年11月に公開されていたけど観に行く暇がなく、今月からU-NEXT(770P)で配信が始まったので観てみました。



スコット・チェンバース(ジェフリー)と言えばとんでもないクソ映画を乱発するとんでもないド腐れ英国紳士というイメージが強すぎるんですが、実は「キューピッド」などを観ても分かる通り本気を出せばちゃんとイイものを作れる人。いつもは極限まで手を抜いたものをむやみに乱造しているだけなのです。



そんなジェフリーさんもプーニバースは世界的に劇場公開されるとあって今までにない本気度で攻めてきました。スプラッター描写はかなりエグくて痛々しいし、善人ばっかり容赦なく理不尽な目に遭いまくる胸糞な内容。ピーター・パンというかただ自分のことをピーター・パンだと思い込んでいるだけのサイコ殺人鬼が主役なんですが、そんなんでもコメディになってないのが驚き。笑いどころは「妖精の粉注射」と「殺人鬼の家で携帯充電」しかなかったぐらいシリアスなトーン。



なので元ネタの扱いさえ気にしなければ相当いけてる部類かと。私はピーター・パンに何の思い入れもなく、オリジナル殺人鬼ホラー目線で観ていたのでかなり楽しめました。そもそもプーニバースじゃない方が良かったのでは…?と思うくらいでしたが、まあそういう話題性がないとそもそも劇場公開できないから仕方ないですかね。



クライマックスでのピーター殺人鬼とヒロインとのクドいぐらいの泥臭い激闘は特に良かった。どっちも大して強いわけじゃないんだけど、久々に全身全霊で存分に殺し合ってるなあと思えるアツい光景でしたからね。ダメージ描写も殴ったり切ったり絞めたりしてる中その辺のガラス辺が刺さったりなんだりといちいち細かいところまで痛そうなんだこれが。いつもテキトーなジェフリーさんの仕事とは思えないほど丁寧な演出だなあ…と感動してましたよ。



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