「キラー・タトゥー 狂気の彫り師」 感想 トカゲはカワイイ

概要

原題:Killer Tattooist/Skinned

製作:2020年イギリス

配信:アマゾンプライムビデオ

監督:テリー・リー・コーカー

出演:ルイス・カーク/ノーリーン・カミスキー/ヘイリー・マリー・アックス


男のおぞましい欲望の犠牲になった9人の女性たち。その行方を追う潜入捜査官と、謎のタトゥー・アーティストの攻防を描くサイコ・サスペンス!犠牲者たちは、一体どこへ消えてしまったのか?どこからともなく出回るミステリー・ボックスの開封動画と、彼女たちの失踪事件との関連性とは?

(↑アマゾン商品紹介より)

予告編

感想





サイコな彫り師がお客の女性たちを捕らえて殺害し、イレズミを入れた皮膚で遊んで肉を食べた後、その残骸をワニやトカゲのエサにしてしまうというサイコ・スリラー。



こう要約すると面白そうに見えるかもしれませんが、七転八倒の苦痛を味わいました。もうこれが原因で体調を崩しかねないぐらいにしんどい。これで無料なら途中でギブアップすることも検討しますが、200円も払っているので死ぬほど頑張って最後まで観ました。



一応先に良い点を挙げておきますと、ワニがけっこう画面に映るのはうれしいです。と言っても人を襲うわけではないのでワニ映画とは言えませんが、「悪魔の沼」みたいな感じでサイコな彫り師ネイサンが仕留めた獲物の残骸を処分する係をやっています。いい肉は無駄にしない主義とのこと。下手なCGやハリボテでもなく実物のワニを使っているのは素晴らしい。ネイサンはワニ以外にもでかいトカゲを飼っているのですが、かなり人馴れしていると見え、甘えるような仕草を見せる場面がありとてもカワイイ。



また、ネイサンのカニバリズムシーンはそこそこ気色悪くて良かったです。被害者の名前を書いたタッパーに入れて冷蔵庫で保存し、食べる時はひき肉にしてパスタ料理に使うなどけっこう上品な人肉食を見せてくれます。ま、殺害シーンとか直接的なグロ描写はほとんどありませんが…


あとは一口にタトゥーといっても普通のイレズミだけではなく「スカリフィケーション」なる猛烈に痛そうな上級者向けのイレズミもあると知れたことですかね。世の中には色んな人がいるもんだ。



悪い点は何と言っても死ぬほど間延びしており1時間42分もありやがること。別にどうでもいいシーンがくそったれ長く、低予算映画にありがちなダラダラ感とテンションの低さ、謎のyoutuberの思わせぶりな動画、時系列細切れ入れ替えなど無駄に難解なシーンを散りばめた分かりにくさも相まってとにかくしんどい。



かといってそこまで尖ったクソ要素も見当たらないので、クソ映画マニア的にもつらくてどこにも逃げ場がない。いや終盤は尖ってたような気もするけど、意味が分からんので楽しくツッコめない。



普通これくらいの低予算映画だと1時間10分から20分ぐらいが相場なので、私の身体もそれに最適化されてしまっています。なので「もうそろそろ終わりのはずだな…」と思ってシークバーを確認した時にまだあと20分もあった時の気分と来たら、絶望のドン底としか表現しようがない。たかが20分と思うかもしれませんが、例えば検診の時に胃カメラを20分延長されたらどんな気分になるでしょうか。


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