このブログに映画以外のことを書いてもほとんど読まれないんで基本控えてるんですが、今日は久々に株の話をします。
昨日、岸田政権がまた金融課税強化をするとかぬかし始めたとニュースで見まして、ついカッとなって2年半保有していた手持ちの日本株を全て売却してしまいました(と言ってもまだ残していた日本株はSUBARUだけでしたが)
ほんの1カ月ちょっと前にもそんなことを言って連日株価を下落させ、「岸田ショック」とまで命名され慌てて手のひらを返していたのに、選挙で勝利したとたんに再度手のひらを反すという離れ業。
よっぽど何でもいいからとにかく税金を上げたくてたまらないのだと考えられます。この重税感が景気の重しとなり結果的に税収も大して上がらないと思うんですが、どうなんでしょうか。1億円の壁がうんたらとか言ってるけど、それなら私ごとき零細カス投資家にも等しく増税するとか全く意味わかんない。格差是正にも何にもならん。
じゃあ株で1億円以上収入がある人のみ増税すればいいかというとそうでもなく、そんなことをしたら大口投資家が日本から金を引き上げるので株価ダダ下がりの景気激悪化は目に見えています。第一次岸田ショックもそういうことでしょう。匂わせた時点でさっさと逃げないと結局損をするからです。
ただでさえ日本経済は長年停滞しており先進国から取り残され、我々の世代はもはや年金で悠々自適な将来など思い描くことはできない状態。そんな中、安倍政権時に「貯蓄から投資へ」との大号令がかかりました。つまり自助で何とかしろという国のお達しだったわけですが、それに素直に従っていたらこの仕打ちですよ。
「株価上げたいからみんな投資してね。でもそれはそれとして株で儲けることは許さないよ」
と言われているようなもんです。
お前らカス共はリスクだけ背負って死ねと。
俺たちは一生ただの養分で終わるんだ。
もう戦争は終わったんだ、ランボー…
…
…
…
何も終わっちゃいねえ!何も!言葉だけじゃ終わらねえんだよ!
俺の戦争じゃなかった、あんたにやれって言われたんだ!
俺は勝つためにベストを尽くした。だが誰かがそれを邪魔した!(以下略
日銀は金融緩和を継続する以外手の打ちようがなくなって久しく、日本円の価値も日々下がり続けていくばかり。エネルギーや輸入品の値上げは不可避となり、すでに「貯金さえしとけば安心」という時代はとっくに終わっているわけです。
しかし、こんな状況で誰が日本株なんぞ買おうと思うんですかね? 岸田政権など速攻で崩壊してすぐまた方針転換するだろうとでも信じていなければちょっと無理です。実際そうなる可能性もかなりあるとは思っていますが、そこで気を揉むのも馬鹿らしいので日本株にはもう手を出したくなくなりました。私も日本人なんだし好きな日本企業にも投資していきたいと思ってましたが、今後は米国株を中心とした外国株だけで十分です。
金融課税から逃れたいなら安倍政権時に作られたNISA(非課税口座)を使えばいいという人もいます。
実際私も使ってはいるんですが、非課税だからといってメリットばかりではなくてけっこう難しいんですよね。NISAで買った株がプラスになれば問題ないけど、もしマイナスになってしまったら損益通算ができないし、含み損のまま非課税期間が終了したら逆に余計に税金を支払わねばならない。損した上になぜか税金までかかるという最低最悪のパターンが有り得るのです。
それに野党とはいえNISAにも課税するとか意味不明なことを言い出した恥晒しな議員もいましたし、現行NISAは2023年で終了して2024年からは枠が減らされて2階建てのよくわからんややこしい制度に改悪されるなど、NISAとて全く安泰ではありません。そこは金融庁にどうにか頑張っていただきたいところなんですが…
…そういう事情も考えてアップルやアルファベットなどのグロース株はNISAではなく特定口座で保有しているので、もし金融課税が強化されたらどっちみち逃げられないんですけどね…というか比較的リスクが高いと思っていたその2つが今では2倍以上に値上がりしているので金融課税強化がよけい憂鬱です。むしろNISAにはディフェンシブな銘柄ばかり入れているので大して上がってないという失態。
50歳ぐらいまでに金融資産2千万+年間配当金50万円程度を目指し、あとは公園の管理人的な仕事に就いて気楽な余生を過ごそうという私のライフプランに激しく暗雲が立ち込めてきました。まあ結局それも痩せた死人の考えみたいなもんだろうし、もっと攻めの姿勢でいかないと楽しい人生は送れないものかもしれません。
コメント
私も少ないながら株をやっており、こちらのブログも最初は、株の話を楽しみに見ておりました。もちろん、映画の方も楽しく読ませて頂いておりますが、定期的に「経済の話」も上げてもらえるとより楽しみが増します。
どうもこんばんは。
なんと当ブログで株の話も楽しみに見ていてくれた方がおられたとはうれしいですね。誰も読まないかと思ったら案外この記事のPVも悪くないし、株ネタも思いついたらぽつぽつ書いていきましょうかね。