「殺人鬼ジョン・ドウ」 感想 神を呪いたくなる

概要

原題:A Psycho’s Path

製作:2019年アメリカ

発売:アマゾンプライムビデオ

監督:ロッキー・コスタンゾ

出演:クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン/スティーブ・デ・フォレスト/ノエル・グーリーエミー


どこぞの田舎町に巨漢の殺人鬼が出現。一度は逮捕するも逃げられてしまう。警察は殺人鬼を追うが、街の人々が次々に犠牲になっていく。


予告編

感想




アマプラで配信された殺人鬼ホラー。

「4発撃たれても生きている!」ってかなり地雷臭い煽り文句です。具体的すぎるわりにそんなにすごくない。普通の人でも当たり所が良ければ助かるかもしれんし。もしや何のウリもない平凡な殺人鬼なのではないか。

さらにitn印の作品だったから十重二十重に嫌な予感がしたものの「いや、itnの中にも当たりはあるはずだ」と思って鑑賞したら…。

久々に神を呪いたくなるほど酷いZ級映画でした。



アマプラでもネトフリでも面白い映画やドラマが山ほどある中でわざわざコレを選んで見る意味とは一体何なのか。例えるなら高級レストランに出かけてゴミ箱漁りに直行する以上の奇行、そこの下駄箱から盗んだ革靴を煮込んで蟻酸で味付けしたものを食べるも同然の凶行と言わざるを得ない。あまりのまずさに「これは自己を発狂寸前まで追い込む荒修業なんだ」とでも思い込むほかありません。その結果何が身に付くのか分かりませんが。



内容は、黒人で巨漢の殺人鬼が田舎町で適当に暴れて何人か人を殺すというだけ。ただただ名前も知らないどうでもいいモブキャラが殺されていくだけでドラマもストーリーもくそもなく、それどころか主人公が誰なのかさえ曖昧です。一応事件の捜査に当たる警部がそうなのかな?…とは思うが、名前は最後まで分からないままだし、ラストまでは基本ただ駄弁っているだけで特別何もしない。つーかこの映画の尺の大半は誰だか知らん人が無意味に駄弁っているだけなので全く楽しみようがない。これなら「ロスト・ジョーズ」の方がサメが出てくるだけましかもしれません。ついでに言うとこの殺人鬼ジョン・ドウは「ガオー」とまるでロスト・ジョーズのようなうなり声を上げます。



おまけに数少ない殺人シーンすら画面が暗すぎてよく見えないという有様。例えば、どっかの知らん主婦っぽい被害者がほぼ真っ暗な自宅の中をウロウロしているシーンの無意味さには頭を抱えたくなります。さすがに暗すぎるから電灯を付けてくれと祈りながら観てたらおもむろにロウソクに火をつけやがる。しかも1本だけ!そんなんじゃなんも変わんないよ! それとも停電中なの?



…しかし別に見えたからって何の意味もないのがまたつらいところ。正直10000倍速で再生したい気持ちでした。1時間23分しかないのに123000時間はあるように感じられるし…結局ジョン・ドウは警部に撃たれただけで終了だし…警部は殺人鬼を仕留めた喜びをわざわざみんなの前でスピーチしちゃうし…そんなシーンどう考えてもいらないよ!

コメント

匿名 さんのコメント…
暗やみにサンコンネタ→おっさん2発当てる→倒れる
ガキ→おっさん→ガキ→おっさん→ガキ(最後の傷チラ見せ)
なんやねんこのガキ推しという
岩石入道 さんの投稿…
>2024年1月27日 16:29の匿名さん

すんません、そんな細かい所もう全く覚えてないです…
というかこれまだ配信してたんですね笑